皆様こんにちは!元CAのバンビです。
〜3泊5日パリ弾丸旅行記より〜
3泊5日の短くて長いパリ弾丸旅行。
行く前から、旅行者情報の登録にトラブったり、テロが怖くて行くのを辞めようかと本気で悩んだり、パリに着いてからも電車であわや正面衝突の事件が起きたり...
極め付け!帰りの飛行機に乗り遅れて、このままパリの空港ターミナルから出られなくなるかもと言う様々な危機を乗り越え(笑)
今日は、やっとの思いで日本に到着してからの出来事です。
せっかくなので、手荷物紛失の防止策も合わせてお伝えしまーす!
国際線の荷物が出てこない時の対処法&
手荷物紛失(ロストバゲージ)の防止策とは?
飛行機を降りて羽田国際線の長い長い到着コンコース(と言う名前なのか?)を人の流れに沿って歩き、入国審査場を過ぎるとターンテーブルがあります。
最初に飛行機に乗り遅れた時から、荷物がどうなってるか気にはなっていたけど。(その時点ではとにかく帰国することが最優先だったので、荷物はとりあえずは後回しだった)
詳しくはこちら↓↓★
この旅行最大のピンチ!元CAなんと飛行機に乗り遅れる(前編)
荷物は出てこないかもね。とダーリンと予想はしていたものの、最後の荷物が出て来てからも、暫く回り続けるターンテーブルを未練がましく見つめていた私たち。
エアフラの担当の係員を捕まえて、荷物が出てこない旨を申し出ます。
私たちの他にも、2組ぐらい荷物が出てこない人たちがいて、係員が慣れた様子で対応してくれました。
手荷物が出てこない場合の手順
手順としては
荷物を預けた時のタグの半券の番号から捜索
↓
見つかったら連絡
↓
郵送(送料はもちろんエアフラ持ち)
見つからなかった場合も連絡が来て、
↓
定められた金額までは補償の対象
後日、補償金を振り込んでくれる。
と言うことでした。
担当者が言うには85%は1週間以内に見つかるそうです。
大抵の場合は、
・出発地の空港に置き去りになっている
・経由便の場合は経由地に置き去りになっている
・行き先を間違えて、違う空港に送られてしまっている
などの理由でどこかの空港で発見されて数日後に手元に戻る場合が多いのだそうです。
とりあえずは言われた通りに書類を書いて連絡を待つことになります。
世界中の空港のロストバゲージが管理されているオンライン検索で航空会社が調べてくれます。航空会社によっては、ホームページから自分で調べられるようになっているところもあります。
このシステムの発達により、世界全体でロストバゲージは減少傾向にあるそうです(^-^)
荷物が見つからなかった(手荷物紛失の)場合
1〜3週間の捜索の結果、荷物が見つからないとなると「紛失」ということになり、航空会社の補償を受けることになります。
(手荷物の紛失=ロストバゲージと言います)
補償額は中身の価値ではなくて「重さ」によって決まるので、高価なものなどの補償はありません。航空会社によって少し違うみたいですが、大した額にはならなそうなので、クレジットカードの補償や旅行保険などでカバーして貰うことも考えましょう。
(航空会社によっては、レシートがあればお土産などは補填してくれる場合もあるみたいなので、紛失の場合には交渉してみましょう)
荷物が見つかった(手荷物遅延の)場合
捜索の結果、荷物が見つかった場合は「ロストバゲージ」とは言わず、遅延=「ディレイドバゲージ(delayed baggage)」と言います。
この場合は、基本的には補償はゼロです。
今回、私たちは大量のバターをスーツケースに入れてチェックインしていたのですが、数日間どこかに放置されて(旅行に行ったのは9月でまだ暑かった!)バターが全部溶けちゃったりしていた場合にも何の補償も受けられません。
基本的には航空会社には荷物をお客様の手元に戻す義務しか負ってないのです!
航空会社の判断で補償をしてくれる場合もあるそうなので、交渉する余地はあると思います。
また、行きの便で渡航先で手荷物遅延にあった際には、現地で最低限必要なものの補償を受けることができる場合もあるので、航空会社のスタッフに聞いてみましょう!
荷物発見!〜受け取り。果たしてバターは?
結局その日は書類作成のみして、機内持ち込みにしていた、パリのアウトレットモールでGETしたポルシェのリモワだけを引きずって、電車で帰りました。
(重い荷物がなくて楽チンだった♡)
家に帰って3泊5日のパリの疲れが出て
爆睡。
次の日、エアフラの外国人スタッフからの電話で起こされました。
北京でバゲージが見つかりました。送り先を確認させてください。と。
(外国人スタッフだったのでカタコトの日本語的な問題もあるかも知れないけど)電話は非常に事務的で謝罪も一切なく、少し呆れたけどパリからの続きでエアフラの対応にはもう慣れました...^^;
まあ、荷物があって良かった。
そして、北京にあると聞いて「やっぱり!」って思った。
帰りの便はパリ発→北京経由→成田行きのハズだったので、カウンターたらい回しにされて、私たちは乗れなかったけど、荷物だけはそのまま載って北京まで行っちゃったのでしょう。だけど、乗客が居ないので成田行きには載せられない。結局、北京に置き去りにされたまま。
予想通りでした。
北京からの荷物はその日のうちに日本に到着して、荷物だけ通関して(←航空会社が勝手にやってくれる)その翌日には、クロネコヤマトで家に届けられました。
すぐさまバターを確認!
一応、保冷袋に入れてあったので形はかろうじて四角かったけど、手で持ったらグニャってなって、お土産には適さない状態に...
すぐに使わない分は冷凍にしたけど、一度溶けたものなので早く使わなきゃって思って、その日からありとあらゆる料理にエシレを投入ー!
お陰様で美味しいエシレのレパートリー増える♡
インスタントラーメンにエシレバター、卵かけご飯にエシレバター、明太子オニギリにエシレバター(←これが最高に美味しいんです!)
ぜひ、エシレバターがおうちの冷蔵庫にいっぱい入っている方は試してみて♪♪
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私のどーでも良い話はココまでにして!
では、手荷物紛失(ロストバゲージ)はどうやったら防ぐことができるのでしょう?
CAやこれまでの旅行の経験から対策を考えたいと思います!
手荷物紛失(ロストバゲージ)の防止策
空港内のシステムの発達によって、一昔前よりも割合は減っているものの、2016年の報告によると1000人に5.73人が何らかの理由で荷物の紛失に遭遇しているそうです。
荷物の紛失の理由は、人為的なミスハンドリングや盗難によるもので、100%防ぐことは出来ないのが実情です。
そこで!
ロストバゲージを100%防ぐ唯一の方法は!
↓↓
失くしたくないものは機内に持ち込む!
CA時代、移動のために飛行機に乗ることも多かったのですが
(例えば、東京から大阪まで移動→その後、ホノルルまでを乗務するなど)
そんな時は、制服や乗務に必要な道具やマニュアルなどはすべて機内持ち込みにするように言われていました。航空会社の職員ですら、そうやって防ぐしかないのです。
なので、本当にゼッタイに失くしたくないものは機内持ち込みにして自分の目の届くことに置いておくこと!です。
特に、目的地に向かう便では旅行中に使う物が入ってる訳だし、私みたいに弾丸旅行の場合は、いくら荷物が後から見つかったとしても荷物が見つかる前に旅行が終わってしまったり、空港で書類作成などの余計な時間が掛かってしまうは、できるだけ避けたいです。
世界中を飛び回るCAの経験から全部機内持ち込みにする方法はこちらから
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それでも液体物や、帰りの便で荷物が増えて仕方なくチェックインする場合、
預ける荷物(チェックインバゲージ)の紛失を防ぐためには、どうすれば良いでしょう?
ロストバゲージの半数は経由便で起こっているそうなので、経由便を利用しない旅程を組むのも手です。
裏では、バゲージに取り付けられているタグを機械や人間が読み取り、→次の便に振り分けて→搭載するという作業が1日に何万回も行われています。
まず前回の旅行に使った古いタグを外したり、チェックインカウンターで目視で自分のタグの確認をすることで、こう言った作業の人為的ミスの多くが防げます。
良く勲章のようにタグをたくさん貼ってあるスーツケースを見かけます。それはそれでカッコ良いですが、ミスハンドリングを誘発する原因にもなりますので、バーコードや行き先の3レター(←スリーレターと読む:羽田ならHND、成田ならNRTなど)が書いてあるものは、なるべく剥がすようにしましょう♪♪
また、ロストバゲージのもう一つの大きな原因として、途中でスーツケースが壊れてしまったり、フタが開いて中身が漏れてしまうなども挙げられています。
荷物を詰め込みすぎないこと、フタをきちんと締めて鍵を掛けることが有効です。鍵を掛けることにより盗難を防ぐこともできます。
飛行機で手荷物紛失を防ぐ対策:まとめ
・大切な物は機内持ち込みに!
・古いタグを外す!
・荷物を預ける時にタグを確認する!
・荷物を詰め込みすぎない!
・フタをきちんと締めて鍵を掛ける!
・直行便を使う!
です。
ぜひ海外旅行のご参考にしていただければ幸いです♡
参考:
SITA Baggage Report 2017: Mishandled Luggage Rates Reach Record Low Thanks to Technology
以上、本日は
国際線で預けた手荷物が出てこない時の対処法&
手荷物紛失(ロストバゲージ)の防止策とは?
をお送りしました♡