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【2025最新】ノートルダム大聖堂 予約方法&予約枠の開放時間&空いている時間帯を解説!新たな見どころ&奇跡の再建ストーリー

こんにちは!元CAのバンビです(^-^)

この記事では、新しくシステム化されたノートルダム大聖堂の予約の方法、予約が取りやすい時間帯や予約枠の開放時間、更新時間などを紹介します★

また、おまけとして、ノートルダム大聖堂の新たな見どころや、火災からの奇跡の再建ストーリーをおおくりします。

【2025年最新】ノートルダム大聖堂、予約方法&予約枠開放時間

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ノートルダム大聖堂の基本情報

ノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame)

ノートルダム大聖堂は、以下の3つのパートに分かれており、それぞれ別の入口から入ります。

①大聖堂 
 →ファサード正面から入る大聖堂(メインのところ)
②塔(Tours)
 →ファサードの左側の階段から登れる、ディズニー映画「ノートルダムの鐘」でお馴染みの塔
③地下遺跡(Crypte / クリプト)
大聖堂前の広場の前(ファサードの向かい)から入る地下の遺跡

※なお、2025年8月現在は、まだ②塔が公開されていません。
2025年9月20日オープンの予定だそうです。

それぞれの開館時間と入場料は以下の通りです。

①■ 大聖堂
開館時間:7:50 AM – 19:00 PM
     木曜日のみ22:00PMまで
     土日8:15 AM – 19:30 PM
     (閉館30分前までに入館)
※ミサは平日の8:00、12:00、18:00
入館料:無料
所要時間:20〜30分
なお、宝物庫は大聖堂の中にあります。

②■ 塔(Tours / 屋上)
※現在修復中(2025年9月に公開予定)

③■ クリプト(地下遺跡)
開館時間:火〜日曜日 10:00〜18:00
     (月曜・祝日休館)
     (閉館30分前までに入館)
入館料:一般 11€ / 18-26歳 8€ / 18歳以下 無料
所要時間:45分〜1時間程度

 

ノートルダム大聖堂の予約方法

ノートルダム大聖堂は、火災に見舞われる前にも、年間約1200万人もの人が訪れていたそうです。再開に伴い行った調査によると、再開後の来場者は年間1500万人、1日約4万人にのぼると予想されています。

そこで2024年12月のリニューアルを機に、混雑緩和のためWEBから来場予約ができるようになりました!
入館料はこれまで通り無料です。

※なお、予約なしでも入場可能ですが、入場の列に並ばなくてはなりません。

 

以下は予約方法です。
説明はPC画面ですが、スマホも一緒です。

 

⓪ 公式サイトにアクセス

予約は公式サイトから(英語)

ノートルダム大聖堂公式チケット予約ページ

予約ができるようになるのは3日前の午前0時からです。
(予約しやすい時間帯などについては後述します)

世界中の多くの人がアクセスしているため、時間帯によってはつながりにくい可能性もあります。

↓↓アクセスが集中している時は下のような画面で待ち時間が表示されることもありますが、ブラウザを閉じないで、そのまま待ちましょう。

【2025年最新】ノートルダム大聖堂 予約方法を解説(開放時間、更新時間)新たな見どころ「奇跡の再建ストーリー」

 

① 人数を入力

上の画面が表示された場合は、ブラウザを開いたまま待っていると自動的に予約の画面に飛びます。
人数は1名〜6名まで入力できます。
入力したら「Next step」をタップ(この後も次へ〜が出てきますが省略します)

【2025年最新】ノートルダム大聖堂 予約方法を解説(開放時間、更新時間)新たな見どころ「奇跡の再建ストーリー」

 

② 日付と時間帯を選ぶ

カレンダーの日付を選択すると、下に選べる時間が出てきます。
日付を選択しても下に「SOLD OUT」と表示されている場合は予約枠がありません。
(枠がない場合は、予約しやすい時間帯を参考にしてください)

【2025年最新】ノートルダム大聖堂 予約方法を解説(開放時間、更新時間)新たな見どころ「奇跡の再建ストーリー」

 

③個人情報を入力(代表者1名分のみでOK)

予約者の情報を下記の通り、チェックボックス以外をすべて入力します。
一番下のチェックボックスは、ニュースレターを受け取るかどうかのチェックです。
要らない場合は、チェックなしでOKです。
上:ノートルダム大聖堂のイベント情報
下:大聖堂のショップの新商品情報

【2025年最新】ノートルダム大聖堂 予約方法を解説(開放時間、更新時間)新たな見どころ「奇跡の再建ストーリー」

 

④寄付をするかどうかを入力

ノートルダム大聖堂の運営や維持に必要な寄付をお願いされます。
最初からチェックの入った状態ですが、チェックボックスをもう一度タップすると金額などの表記が消えます。
(ここでは払っていないので、払いたい場合の画面は知りません💧)
現地で寄付もできるので、無理やりここで支払わなくても良いと思います。

【2025年最新】ノートルダム大聖堂 予約方法を解説(開放時間、更新時間)新たな見どころ「奇跡の再建ストーリー」

 

⑤ 完了

利用規約を確認してチェックボックスにチェックを入れます。

【2025年最新】ノートルダム大聖堂 予約方法を解説(開放時間、更新時間)新たな見どころ「奇跡の再建ストーリー」

ダウンロードボタンが出てきて、チケットをダウンロードできるようになります。

 

↓↓ダウンロードしたチケットはこちら

【2025年最新】ノートルダム大聖堂 予約方法を解説(開放時間、更新時間)新たな見どころ「奇跡の再建ストーリー」

大聖堂の入口で、スマホ画面のQRコードで入場可能です💒
iPhoneだとダウンロードが別のところに入ってしまうので(私だけ?)画面をスクショしておくとスムーズです。

※チケットは予約時刻〜20分間のみ有効です。
15分間隔で、かなり多くの人が予約しているため、時間より少し前に(5分前くらい)には「Reservation(予約あり)」の入場の列に並びましょう。

 

ノートルダム大聖堂の予約が取りやすい時間帯を解説

予約枠の開放時間は、3日前のフランス時間の午前0時です。
※ちなみに日本時間では、フランス夏時間の時は7:00AM、それ以外は8:00AMになります。(フランスのサマータイムは3月最終日曜日から10月最終日曜日まで)

私のように弾丸でない限りは、基本的にはパリに着いてから予約すると思うので、以下はすべてフランス時間での説明になります。

まず予約枠ですが、毎日1万人〜1万5千人に解放されているので、0時ちょうどにアクセスすれば、3日後の予約はだいたい取れます。

もし3日後の予約が取れなかった場合は、当日枠を狙いましょう。
来場者数の状況によって、当日の予約枠を定期的に解放しています。

最初の当日枠が解放されるのは、当日の朝5:00で、9:00台の予約枠が解放されます。
その後も定期的に枠を開放しているので、ちょくちょくアクセスしているとぽろっと空き枠が出てきたりします。

だけど、一番のおすすめは、予約なし。
(おーい!)

というのも、予約ができるのは9:00~なのですが、
実はノートルダム大聖堂は、平日7:50~、土日は8:15~OPENしているのです。
朝早く行くと空いてて、ほぼ並ばずに入れちゃうんです。

なお、当面の間は、回廊(大聖堂の後ろ半分)と礼拝堂は、平日は8:45まで開きません。

3日前に予約が取れなかった場合は、当日を狙うとしても、当日まで時間が確定していないと他の予定が組めなかったりしますよね。その場合は、予約なしで早朝に行ってしまうのがおすすめです。

それに、朝早く訪れれば神聖な気分で、パリの1日を有意義に過ごせますよ😊

 

アクセスが多いと表示されるこの画面。
下にGoogle翻訳してみましたので参考にしてください。

【2025年最新】ノートルダム大聖堂 予約方法を解説(開放時間、更新時間)新たな見どころ「奇跡の再建ストーリー」

 

しばらくお待ちください…
現在、数百名の方がノートルダム大聖堂の無料入場を予約するためにオンラインで登録されています。

大聖堂は、ご来館の目的に関わらず、ご予約なしでどなたでも無料でご入場いただけます。

毎日1万~1万5千件の無料予約が可能です。
これらの予約枠は、大聖堂入場の数時間前からオンラインで徐々に公開されます。
最新の予約状況については、公式ウェブサイトを定期的にご確認ください。

特に週末や祝日は、今後数か月間、大変混雑することが予想されます。
長時間の待ち時間を避けるため、平日または比較的空いている時間帯にご来館いただくことをお勧めします。

ご予約なしでご来館の場合は、お早めにご来館ください。行列が長くなり、大聖堂に入場できない可能性もあることをご承知おきください。

待ち時間:1分…

このページは自動的に更新されますので、ブラウザを閉じないでください。

 

クリプトは有料です。
公式サイトからチケット購入できます(英語)
入館料:一般 11€ / 18-26歳 8€ / 18歳以下 無料
↓↓
HomePage | Crypte

 

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ノートルダム大聖堂見学の注意点

観光客にも広く公開されているノートルダム大聖堂ですが、あくまでも本来はカトリックの礼拝堂であり、祈りの場です。

美しい建築やステンドグラスに目を奪われがちですが、訪問の際は「神聖な空間に足を踏み入れる」という意識を持つことが大切です。

祈りを捧げるために訪問している人も多く居るため、敬意と静けさをもって見学するよう心がけましょう。

■ 服装

露出の少ない、控えめな服装が望ましいとされています。
肩や太ももが大きく出るスタイルはNGですが、ストールなどを羽織れば大丈夫です。
ドレスコードは、そこまで厳密ではありませんが、教会としてのマナーを尊重しましょう。

■ 帽子、サングラスNG(男女問わず)

■ 写真・撮影

フラッシュ撮影は禁止
三脚・自撮り棒・ライブ配信も禁止
撮影禁止エリアもあるので厳守すること!

■ 会話・音声

会話は最小限に、小声で。 ノートルダム内部は音が響きやすいため、小さな声でも意外と周囲に届きます。音声ガイドの音量も控えめに。
携帯電話の通話はNG!

■ 飲食

飲食はNGです(水はOK)

■ 手荷物

入口にセキュリティチェックがあります。大きな荷物は禁止されています。
(施設内に荷物預かり所はありません)

 

とにかく神聖な場であることをお忘れなく!

 

ノートルダム大聖堂  あらたな見どころ & 奇跡の再建ストーリー

【2025年最新】ノートルダム大聖堂 予約方法を解説(開放時間、更新時間)新たな見どころ「奇跡の再建ストーリー」
photo by Getty Images 引用元

2019年4月15日、ノートルダム大聖堂の火災に見舞われ、屋根と尖塔が崩れ落ちてしまいました。今まさに燃えゆく外観の中継映像は衝撃的で、思い出すと未だに胸が締め付けられます。

ここからは、ノートルダム大聖堂の火災から再建までの軌跡、また現在の見どころなどをストーリー仕立てでお送りします。

 

2019年4月、世界中が息を呑んだ大火災が発生!

【2025年最新】ノートルダム大聖堂 予約方法を解説(開放時間、更新時間)新たな見どころ「奇跡の再建ストーリー」photo by Getty Images 引用元

フランス・パリの中心にそびえるノートルダム大聖堂は、850年以上にわたって街を見守り続けてきた、ゴシック建築の最高傑作であり、長年、パリの人々にとっては心の拠り所でもありました。

そんな歴史的建造物が、2019年4月15日、突如火災に見舞われたのです。

その様子はテレビで中継され、世界中が祈りを捧げながら見守る中、炎に包まれた尖塔がゆっくりと崩れ落ちてゆく光景に誰もが言葉を失いました。

しかし舞台裏では、絶望にため息をつく間もなく、炎に立ち向かう者たちの新たな戦いが始まっていたのです。

 

奇跡じゃない、守るべくして守られた「ノートルダムの魂」

パリの消防隊は想像を絶する高熱と崩落のリスクの中、決死の覚悟で大聖堂の内部に踏み込みました。

燃え盛る炎の中で、彼らがまず考えたのは

「どうすれば、あのステンドグラスやオルガンを守れるか」

過剰な水圧でバラ窓を割ってしまわないよう、ホースの向きや圧力までを調整し、歴史を守るための繊細な消火作業が続けられました。

さらに、消防士達の必死の消化活動の後押しをしたのは、なんと!大聖堂の構造そのもの。石造りの天井が天然の防火壁となり、屋根裏の激しい炎から内部を守ったのです。

まるで中世の建築そのものが、今の時代にノートルダムを救ったかのようでした。

この日、守られたのは3つのバラ窓、荘厳なパイプオルガン、2つの鐘楼、そして聖遺物の数々、まさに「ノートルダムの魂」とも言える存在たちです。

また、不幸中の幸いか、一部の聖遺物や像は、火災の直前に修復作業のため大聖堂の外に運び出されていたという偶然も重なり、これらも難を逃れたのでした。

 

復元計画がスタート!「5年で再建」に挑んだ人々

【2025年最新】ノートルダム大聖堂 予約方法を解説(開放時間、更新時間)新たな見どころ「奇跡の再建ストーリー」photo by David Bordes © Rebâtir Notre-Dame de Paris

火災直後、マクロン大統領は「5年以内に必ず再建する」と力強く宣言しました。その言葉に呼応するように、世界中から支援が集まり、150カ国以上・約34万人の個人・団体から寄せられた寄付は総額で約1330億円にものぼりました。

修復作業は、中世の伝統技術と現代の最先端技術を融合させた、前例のない挑戦の連続。

中世の木材建築技法を再現する一方で、火災防止のためのミスト冷却システムや耐火構造、最新の防火センサーも導入され、安全性の強化も図られました。

尖塔の再建については、「現代的な象徴として再設計すべき」という声も上がりましたが、フランス国会や専門家の意見をもとに、19世紀に建築家ヴィオレ=ル=デュクが設計したオリジナルの意匠を忠実に再現する方針が2020年に正式に決定されました。

 

■ 再建を影で支えた多くの熟練職人たちの献身

ノートルダムの再建を陰で支えたのは、全国から集結した職人たちでした。

中世の技術を忠実に再現するため、建築家やエンジニアに加え、木工職人、石工、鍛冶職人、ステンドグラス職人など約500人以上がプロジェクトに参加。

作業には、13世紀と同様の道具や素材、手作業の技法が採用され、一つひとつの工程が、時間を超えた対話のように丁寧に進められました。

たとえば、焼け落ちた屋根の骨組みはフランス国内の樹齢100〜200年のオーク材で再現され、何ヶ月もかけて自然乾燥。その後、手斧で削り出された木材が伝統的な刻みで組まれ、鉄のくさびで固定されていきました。

火災で失われたステンドグラスの一部も、19世紀当時と同じ素材と技法で新たに制作され、その色合いや輝きは驚くほど精巧に再現されています。

また、パイプオルガンの修復では、日本人のオルガン製作者である関口格さんもプロジェクトに加わったそうです。

こうした数多くの熟練職人たちの丹念な手仕事こそが、ノートルダムを再び「芸術そのもの」と呼べる姿に蘇らせた最大の立役者でした。

 

■ 火災により、時を超えて現れた中世の遺産

再建の過程では、まさかの「発見」もありました。

火災の翌日、フランス国立予防考古研究所(INRAP)の考古学者チームは、いち早く現場に入りました。

足場が組まれる前に、貴重な遺物や歴史的建造物の被害状況の調査や保護をする必要があったのです。

その結果、大聖堂の床下の未踏エリアから、14世紀頃の石棺や彫刻、装飾金具、さらには古代ローマ期以前の遺構など、1000点以上もの遺物が出土したのです。

これらの遺物は、長年まったく手つかずだった重い床石の下に眠っていたため、驚くほど保存状態が良く、破損も最小限。なかには鉛製の棺や精巧な聖職者像もあり、考古学的にも極めて価値が高いとされています。

悲劇的な火災でしたが、思いがけないタイムカプセルを開くきっかけにもなったのです。現在もこれらの出土品は、専門家によって分析・保管が進められており、今後は展示なども検討されているそうです。

↓発掘された、一部に鮮やかな赤い顔料が残る彫刻【2025年最新】ノートルダム大聖堂 予約方法を解説(開放時間、更新時間)新たな見どころ「奇跡の再建ストーリー」Photograph Courtesy Hamid Azmoun, Inrap 引用元

 

2024年末、ついに一般公開再開!

火災から約5年が経ち、2024年12月8日、ノートルダム大聖堂はついに一般公開を再開しました。

空高くそびえる尖塔、誇らしげにパリの空に映えるファサードは、まさに「ノートルダムの再誕」を感じさせるものでした。

公開初日には、フランス国内外から多くの来場者が詰めかけ、厳かなミサが執り行われました。世界中からの支援と祈りに感謝を捧げる式典には、フランスのマクロン大統領をはじめ、各国の首脳や宗教関係者も出席しました。

ノートルダム大聖堂が再び、希望の象徴として蘇った瞬間を、多くの人々が見守りました。

 

ノートルダム大聖堂の新たな見どころ

火災という悲劇を経て、ノートルダムはかつての姿を取り戻すだけでなく、現代の知恵と技術によってより美しく、安全で、快適な空間へと生まれ変わりました。

 

■ 聖堂の明るさに変化が!

再建された堂内に足を踏み入れた瞬間にまず驚くのは、聖堂内部の「明るさ」です。

【2025年最新】ノートルダム大聖堂 予約方法を解説(開放時間、更新時間)新たな見どころ「奇跡の再建ストーリー」photo by Getty Images 引用元

約4万平方メートルにおよぶ石材が手作業で洗浄され、今回の火災以前から何世紀にもわたって蓄積していた、すすや埃なども丁寧に取り除かれました。

それによって、聖堂内部の壁は元来の淡いベージュ色を取り戻しました。

空間全体の透明感が増し、ステンドグラスから差し込む光が石壁に反射し柔らかく輝くきます。現代人は誰一人として知らなかった、聖堂の本来の美しさを体感することができます。

 

■ 新しい見学ルート

火災からの再建を経て、ノートルダムの見学ルートもまた、生まれ変わりました。
荘厳な建築を味わうだけでなく、祈りと再生の物語を歩くような構成に仕上げられています。

訪れる人々はまず、正面中央の「最後の審判の門」から堂内へ。

【2025年最新】ノートルダム大聖堂 予約方法を解説(開放時間、更新時間)新たな見どころ「奇跡の再建ストーリー」Photo by Reuters 引用元

ここから始まるのは、ひとつの巡礼の旅。順路は反時計回りに統一され、北側から南側へと進むことで、キリストの物語をなぞるように、旧約の世界から復活へと歩みを進めていきます。

側廊に並ぶ礼拝堂では、修復された彫刻やステンドグラスの輝きに目を奪われながら、それぞれの聖人たちの物語が語られます。

身廊を抜け、中央に広がる主祭壇では、トランセプト(交差部)の壮麗な建築美とともに、聖遺物や祭具が静かに佇んでいます。

ここに立ち止まると、850年の歴史が背後から語りかけてくるような感覚に包まれるはずです。

出口は、南側のサント=アンヌ門。再び現代に戻るかのように、静かに外の光へと導かれていきます。

なお、2025年夏以降には、南塔の鐘楼へと登るルートも再開予定。螺旋階段を登れば、あのキマイラ像やパリの街を見下ろす絶景が再び待っています。

 

■ 最新の防火・安全システム導入

今回の火災の経験から、最新の防火・安全対策も導入されました。

特に注目されるのは、屋根裏に設置されたミスト冷却装置です。火災発生時には自動的に微細な霧を放出し、炎の拡大を防ぎます。これは従来のスプリンクラーと異なり、美術品や建築物への水害リスクを最小限に抑えることができる優れた技術が使われています。

熱感知センサーや煙探知器も最新型に刷新され、火種の兆候をいち早くキャッチできるようになりました。

また、従来の美しさを損なうことなく、照明や電気設備の配線も安全基準に沿って一新されており、建物全体に「次の800年を守る」ための備えが施されています。

 

↓焼失前のノートルダム大聖堂(2017年に撮影)

ノートルダム大聖堂焼失前と現在/再建後のノートルダム大聖堂の見どころ

伝統と最先端技術が手を取り合い、かつて以上の輝きを取り戻したノートルダム大聖堂。昔も今もパリの人々の心の拠り所として静かに佇んでいます。
もしパリを訪れる機会があれば、ぜひ足を運んでみてくださいね(^-^)
850年の時が息づく空気を、きっと肌で感じられるはずです。

 

ー 完 ー

 

ノートルダム大聖堂を含む、パリの中心にあるシテ島の散策コースについてはこちらの記事で見どころやルートなどを掲載していますので、参考にしてください。

 

このブログは3泊5日のパリ弾丸旅行記です。
元CAの目線から観光地、お買い物、美味しいお店なども紹介しています。
お得な情報なども載せてますので、ガイドブック兼、読み物として&ぜひパリの旅にお役立て頂ければ幸いです❤︎(^-^)

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