元CAバンビのずぼら日記

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元CAが伝授!独学ソムリエ2次試験対策★テイスティング攻略法★品種別おすすめ練習ワインリスト付き♪♪

こんにちは!元CAでソムリエのバンビです。
この記事は大量に記憶するだけの「ソムリエ試験」はさっさと合格して、早く自分の好きなワインの勉強をしたい方や、資格としてどうしても持っておきたい方に向けた
「ソムリエ&ワインエキスパート試験に受かるための2次試験の勉強法」を紹介しています。

この記事の主な内容
  • 短期&独学でできる!二次試験対策
  • テイスティング学習のポイント
  • 1人でするテイスティングの練習方法
  • ダウンロード可!自作コメントシート(赤・白)
  • 品種別練習用ワインリスト
  • 2次試験の品種別の特徴や見分け方



◆2021年、2022年の出題品種予想♪♪
過去10年間の出題傾向から予想しているため、毎年高確率で当たってます!
↓↓

【2023年品種予想】ソムリエ・ワインエキスパート2次試験テイスティング過去10年の出題傾向から大胆予想! 

せっかくなので今年も予想しちゃおうかなぁと思っています。
更新通知を受け取りたい方は、Twitterフォローよろしくです(^-^)

 

◆テイスティングの練習に使える「練習用コメントシート」はこちら

◆ソムリエ1次試験「独学での勉強法やアドバイス」はこちら

 

**まずこの記事について**

一次試験の時から私の「独学ソムリエ勉強法」を読んでくださった方はご存知かと思いますが…

私は一次試験の3週間前から独学で勉強を始めて、一次試験が終わった後からテイスティングの勉強をし始めました。かなり短い勉強期間でしたが、効率的に勉強することで一発合格できたのだと思います。

本来、ワインというものは何ヶ月も何年もかけてたくさん経験をしながら、知識やテイスティング、ソムリエはサービス所作などの技術を習得していくものなので、付け焼き刃にちょっとやったくらいでは全く歯が立ちません!

が、ソムリエ、ワインエキスパート試験は別です。

試験はあくまでも試験なので攻略法や効率よく勉強する方法が存在します。

この記事では、もう試験まで時間がない方や、もともと私のように長い時間をかけて勉強をするのが嫌いな、いわゆる一夜漬けタイプの人が「試験に受かるためだけ」に効率的に何をするべきなのかを、私の経験を元にまとめています。

なので、あくまでも"ワインの勉強"ではなく「ソムリエ&ワインエキスパート試験に受かるための勉強法」ということを忘れないでくださいね。

まずは試験に合格して、有資格者としてたくさんワインに関わって経験を重ねていきましましょうね〜(^-^)

 


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独学でも短期でもできる!2次試験のテイスティング対策


9月に入り、2次試験まであと約1ヶ月となりましたが、これから試験対策をなさる方でも、
独学で絶対に合格できる取って置きの勉強法を教えちゃいます♡♡

このやり方で勉強すれば、たとえ品種が分からなかったとしても合格できます!
皆様のお役に立てれば幸いです。

 

ソムリエ2次試験に受かるためには

 

昨今、2次試験に出題されるワインの品種に関して、これまで出題されたことがないような品種もちらほらと見受けられますが、私の勉強法では、一般的な王道の品種をやっていれば必ず合格します!


ソムリエ2次試験のテイスティングでは70~75%の人は合格なので、品種を全部当てようなんて思わないで、まず下位30%を脱すれば良いと思ってください。

ただし、下位30%を脱すれば良いだけ!と言っても、この2次の受験者たちを舐めてかかってはいけません!

もう1次試験を受験した皆様なら、お分かりかと思いますが、あの膨大な記憶試験を突破してきた方達です。運やちょろっと勉強しただけではゼッタイに受からない試験。

2次を受ける人たちは全員、努力家でたくさん勉強した人たち。勉強することができる人たちです。その中の上位70%に入らなければいけないと言うことです。

でも、コツを抑えて、きちんと対策をしていれば大丈夫です!

この記事では、テイスティングの本に載っているような細かい品種別、生産地別の特徴や見分け方と言ったことではなく、2次試験に受かるためにどうすれば良いかと言うことに重点を置いて「ポイント」をお伝えします。

テイスティングに関する細かいことは、プロの方たちが書いた本にお任せします♪♪


おすすめの本↓↓

テイスティングの基礎〜品種別、産地別の特徴の細かい説明や、外観の色合いも写真とチャートを使って説明されていて、とても分かりやすいです。

 

 

テイスティングの概要


ソムリエ試験では3種類のワインをテイスティングして、下の各項目について答えていきます。(エキスパートは4種)

 

外観

香り

味わい

提供方法

収穫年

生産地

主なぶどう品種
 


「外観」の中にも「輝き」「色調」「濃淡」...など更に細分化されていて、マークシートから選んで解答します。

全てのコメントは、予め書かれた選択肢から選んでマークしていくだけなので、当然ながらドラマや漫画に出てくる、

お花畑のような、とか、絵画に例えると…

みたいな訳の分からないのはいらないんです!(笑)

 

それに、これは「試験」であり「コンクール」ではないので、シャトーを当てたり、年代物の高いワインや難解なワインを当てる訳でもありません。(そもそも予算の関係で価格の高いワインは試験には出ません)

ソムリエ試験では、ごくごく一般的な、世界中で飲まれていて、特徴の捉えやすいワインが出題されます。

少数の人しか飲んだことのない珍しい品種なら、誰も品種を答えられないので試験にならないからです。

だけど、万が一、自分が飲んだことのない品種が出題されても、私の勉強法なら大丈夫です!

それを今からご紹介します。

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何品種当てれば合格できる?


客室乗務員は、ソムリエの資格を持っている人がとても多く、毎年、同僚のうちの誰かはソムリエ試験を受けているので、相談にのったり、一緒にステイ先でテイスティングの練習をすることがあります。

一般的な品種やメジャーな生産国のワインは、おおよそ当てることはできますが、世界中のワインを飲んでいるCAでさえ、まったくのブラインド・テイスティングの場合は、無数のワインの中から、1つ選んで品種を言い当てるのは至難の技です。

生産地、収穫年に至っては、シニアソムリエならまだしも、勉強中でこれからソムリエになろうとしている人たち、言ってみれば素人の集まりなのですから、殆どの人は言い当てることは難しいと思います。(本番は選択式なので一番しっくりくるものを選べば大丈夫!)

では、品種はいくつ当てれば合格なのでしょう?

実は、私の周りには1品種も当ててないのに合格している人たちが何人もいます。

 

なぜなら、ソムリエ試験は品種や年代を言い当てるクイズのような試験ではないからです。


恥ずかしいので皆あまり自分からは言わないのですが...

実は、私も3つのうち1品種しか当てられなくて。
落ちたら恥ずかしいので先手を打って「1品種しか当ててないので無理だと思います」と周りの人に言って周っていたら「あら、アタシなんか1品種も当ててないのに受かったわよ!」という人たちが何人も居たのです(笑)

そして、実際に私も1品種しか当たってないのに…なんと!
受かっていました♡

一方、ネットの情報などを見ていると、2品種当てたのにも関わらず、残念ながら不合格だった人もいます。

1つも品種を当ててないのに受かった人たち、2つ当てても落ちた人たち。

この違いにはきちんとした理由があるのです。
順を追って説明します。



そもそもソムリエとは何をする人たち?

 

Wikipediaにはこう書かれています。
(残念ながら、教本の中には探せなかった...)

ソムリエ(仏: sommelier、女性単数形:sommelière)は、レストランで客の要望に応えてワインを選ぶ手助けをする、ワイン専門の給仕人。

by wikipedia

 

将来は国際コンクールに出て一流のソムリエとして名を馳せたい方も中にはいらっしゃるのでしょうが、

元々のソムリエの役割は「お客様のご要望をお伺いして、その場の雰囲気やお料理に合わせたワインを選んで、そのワインにあった提供方法で、一番良い状態でワインを提供する」ことです。

ソムリエ試験はそれができるかどうか?を確認するための試験だと言うことを忘れてはいけません。
 
品種は、当てられればそれに越したことはないですが、ワインの特徴である「外観、香り、味わい」のコメントは(マークシート方式)全て得点になりますし、2017年に発表された得点の配分によると、品種や生産地の配分よりも遥かに高いことが分かります。

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私の考える2次試験受験者の層 

 

ここからは私の持論です。
裏付けがあって言っている訳ではないので、サラリと読み流してくださいませ。
でも、受かるための考え方としては、概ね合っていると思います。
 

受験者は、大きく4つの層に分けられます。

 

(1)品種や産地、年度を高い確率で当てている人たち。
  当然コメントも当てている。

 

(2)品種は大体当てられるけど、産地や年度には確信が持てない人たち。
  コメントはおおよそ当てている。

 

(3)品種に確信が持てない、コメントも何となく。
  年度や産地は、ほぼ分からない。

 

(4)2次の勉強を全くしていない。
   1次に受かると思っていなかった。
  もしくは2次は来年と考えている人たち。

  

上記で、今もし(1)(2)の層に入っているのであれば、もう2次は受かったも同然です。私からのアドバイスもありません(笑)
ぜひ、ご自身の勉強方法で、更なる高みを目指しましょう!


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2次受験者の中でもっとも多い層は?


統計をとった訳ではないので、こちらも持論ですが、残念ながら、上記の(1)と(2)の層に入っている人の割合は全受験者の中で3割にも満たないかと思います。

ワインスクールに通っている、通っていない、に関わらず、
恐らく、ほとんどの人が(3)です!!!

 

「品種に確信がなく、コメントも何となく選んでいる人たち」 です。

ほとんどの人たちがこの層で、受かる受からないも実際のところ当日の運も関係しているギリギリのところに多くの受験者が居ると思われます。

なので、この「運任せ」の状態を少しでも「確実」に近づけて、ギリギリ層から脱出し(上位70~75%の方が受かるので)(3)の人たちの中でも上位層に入れば
絶対に合格です!!!

※ちなみに(4)の2次の勉強を全くしていない人も、今からでも遅くないと思います。なんてったって、あの難関の1次試験に受かったんですもの!
とりあえず、諦めず、ぜひ挑戦してみてくださいませ^0^

今年受からなくても良い人たちは...

ゆっくりと深くワインの勉強を1年かけてすれば良いので、それはそれで、とても有益なことだと思います。

もっと深い知識を得られるし、今後ソムリエとして働くなら勉強は続けていかないといけないけど、ソムリエ協会のコメントに沿った、お手本のような勉強は、この時ぐらいしかしないんじゃないかな?とも思う。

 

ぜひ、こちらも参考にしてくださいね(^-^)

【2023年品種予想】ソムリエ・ワインエキスパート2次試験テイスティング過去10年の出題傾向から大胆予想!

 

それでは、ここからが本題!

独学でのテイスティング勉強方法とは?

 

勉強のポイント→テイスティングの方法→具体的な勉強方法

の順でお送りします。

 

何にポイントを置いて勉強するの?


今から付け焼き刃で勉強をしても、1ヶ月ちょっとで産地や収穫年まで当てられるようになるのは難しいかと思います。

それよりも「どんなワインなのか?」にポイントを置いて勉強をした方が遥かに得点が取りやすく、当日まったく検討が付かない品種が出たとしても、コメントで得点が取れるので合格する確率は高くなります。

きちんとテイスティングの分析をしてコメントをある程度できるようになれば、後は、どの品種が来ても、コメントで得点をとることが出来るのに対して、

「冷涼地のシャルドネ」はこう言うコメント。「カリフォルニアのピノ・ノワール」は...と丸暗記しているだけだと、知らない品種が出た場合や、自分の思い込んだ品種が間違っていた場合は大きく外してしまい、得点が取れなくなってしまいます。
 

採点の方法が詳細に発表されている訳ではないので、これは推測の域を出ませんが、マークシート方式なので △(さんかく)の加点などはないと思われます。

たとえば品種選択で飲んだことがない「ジンファンデル」を、何となくコメントから「カベソー」や「シラー」と回答してしまった場合はもちろん0点だし、まったく極端に見当違いな「ガメイ」と答えても、同じ0点。

ただし「カベソー」や「シラー」と回答した場合は品種こそ0点ですが、コメントはそこまで外していないと思います。(というか、コメントの結果として品種を選んだのだから…)

さきほどのソムリエ協会が発表している点数の配分からみると、ワインの印象や提供方法の部分は全体の78%を占めています。

ですから、品種を当てることにポイントを置くよりも、テイスティングの分析力を身につけ、ソムリエ協会の求めるコメントを出来るようにすることの方が重要なのです。

最終的にコメントの結果として、一番しっくりくる品種、産地、収穫年を選んで回答するようにしましょう。
あれこれ考え過ぎず、ここは当たればラッキーぐらいの気持ちで。

一番してはいけないことは、選んだ品種や生産地や年と辻褄が合うように最初に選んだコメントの方を変えてしまうことです。

また、ワインの品種を知る上で外観はとても重要ですが、外観だけで品種に当たりを付けてしまうと、どうしてもその品種にすり寄ったコメントを選んでしまいがちで、品種が当たっていないと結果的に、コメントを大きく外してしまう恐れがあります。

1品種も当てられないのに合格している人と2品種当てたのに不合格の人の違いは、ここにあるのです!!

2品種当てたとしても、あとの1品種を大きく外してしまうと全体の3分の1を外してしまうことになります。2品種はコメントも品種もすべて合っていると仮定しても、正解は3分の2、つまり約66%です。

一方、品種、産地、生産年を全て外したとしても、3品種のコメントをきちんと回答できていると仮定すると、正解は78%です!

はい。もう何をポイントに勉強すべきか分かりますね!!

 

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では、次に進みます。そもそも...

テイスティングってどうやってやるの?

 

独学で一番困るのは「テイスティングのやり方」ではないでしょうか?

実際に、

グラスをどのぐらい鼻に近づけるの?
何回くらいグラスをまわすの?
口に含んだワインは飲むの?

など、ワインは何度も飲んだことがあるけど「テイスティングのやり方」など文章で読んだだけでは中々イメージができないし、自分のやり方が間違えてたらカッコ悪いな。とか思ってしまいます。

テイスティングってこんな感じ↓↓
★YouTube ソムリエ選手権の動画★
(長い動画ですが、開始30秒〜1分の間だけで良いので、どんな感じか見てみてください)

www.youtube.com

基本的にはこんな感じです。フランス語を喋る必要はありません(笑)

ソムリエ試験会場では、長机の上に一人一人の目の前にワイングラスが3つ(エキスパートは4つ)とその他のお酒が置かれていて、座ってテイスティングをして、解答用紙のコメントをマークしていく感じになります。

独学の人もテイスティングとはどんなものかな?っていうのを知るために1日だけの講座やワインスクールの体験みたいなものに参加してみるのも良いでしょう!

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↓多くのCAが通っているワインスクール。体験もあります♪♪


私は会社の先輩などに教えてもらって勉強しましたが、テイスティングの際にワインを口から出したことは一回もなくて(汗)試験の当日もワイン以外の「その他のお酒」も含めて全て飲み干しました!!

私が受験した2013年は、まだ3次試験というのがなくて、ソムリエ受験者はテイスティングの後に残ってサービス実技の試験があったので、いい感じでほろ酔い状態でサービス実技をしていたという事実。。。←こんな人でもソムリエになれているんです!!
大丈夫です♡

 

ちなみに、

テイスティンググラスは国際基準のものを使います。
まだ持っていない人は、早急に揃えましょう♪♪

 

 

大体4~6脚セットで販売されています。
一度に赤と白3種ずつ勉強できるので6脚あると便利です。


売り切れの場合は、国際基準じゃないけど似たようなものが売ってますので、テイスティング練習用と割り切ってダイソーで揃えましょう!(笑)

国際基準のグラスは、思ったよりも小ぶりですので(教本にサイズが載っている)きちんと定規で測って大体同じぐらいのものを選んでくださいね。

 

それでは、いよいよ...

具体的な勉強方法

 

プロの先生のカッコイイ(?)テイスティングの方法を学んだところで、いよいよ具体的に何をどうすれば良いのかをお伝えしますね。


独学なので、実際に基準が分からないので「白い花の香り」とか「ペトロール香」って言われても、どの香りがその香りなのかが、イマイチ分かりません。

まずは、香りや味の基準を正確に頭(鼻?舌?)に叩き込む必要があります。

 

こちらは、ワイナロマ と言って様々なワインの香りのアロマがセットになったものが売られています。少々高額ですが、独学で香りの勉強をするにはあった方が良いでしょう。

 

 

↓↓こちらは「アロマ」がカードになった、アロマキットの安価版です♪♪

 


私が受験した時は、1次試験の結果発表後に買おうかどうしようか迷っているうちにどちらも売り切れてしまいましたので、購入はお早めに♡


冒頭でもお知らせしましたが、毎年データから予想している出題傾向です。
ぜひ、こちらも参考にしてくださいね(^-^)

【2023年品種予想】ソムリエ・ワインエキスパート2次試験テイスティング過去10年の出題傾向から大胆予想!

 

香りの勉強と並行して、実際にテイスティングの練習もしていきましょう。

 

テイスティング練習手順

 

STEP1. 初心者用セット
テイスティングの練習を初めてするという方には初心者用の練習セットがおすすめです。

ワインショップなどのネット販売で見つけることができますが、JSA試験に特化したソムリエ模範解答がついているものを選ぶようにしましょう。

 

>> 初心者用の練習ワインはこちら <<

ソムリエ模範解答とソムリエナイフがセットで付いてきます。
(こちらは中級者用、上級者用…と順番に進めていくことができます)

ワインは基本中の基本の以下の6種類が入っています。
(白)
シャルドネ
ソーヴィニヨンブラン
リースリング
(赤)
カベルネ・ソーヴィニヨン
ピノ・ノワール
シラー

 

STEP2. 受験用の本格SET
基本のワインで味や香りの違い、コメントなどを確認したら、今度はワインスクールの受験対策用の本格的なワインで産地や年代などの微妙な違いも確かめていきましょう。

>> アカデミーデュヴァン受験対策用セットはこちら <<

白 7本、赤 11本のハーフボトル=合計18本
虎の巻
ソムリエ模範解答
動画による解説
がすべてセットになっています。

 

STEP3. 好きなワインを確実にする!
基本のワインを中心に自分の気に入っている品種を軸に練習してみましょう。

自分が気に入っている品種をとことん練習して、自分の中に「基本」をつくることは非常に重要です。というのも、好きな品種か、そうではないのか、を1つ見分けられるようになれば、

まず、本番でそれが出たらラッキーだし、それが出なくても選択肢から外して考えることができます。(つまり、ピノが好きな人は本番までに「これはピノ・ノワールではない!」と確信を持って言えるようになること)

アカデミーデュヴァン(ワインスクール)が運営しているワインショップでは、ワインの特徴ついて動画で解説しているセットもあります。

>> テイスティング動画解説付きワインセットはこちら <<

ワインスクールならではの動画解説付きですので、品種それぞれの特徴を捉えるのに役立ちます。

 

STEP4. 苦手なワインも頑張って!
最終仕上げとして、自分の中で特徴がつかみにく苦手な品種も頑張って分かるようにしていきましょう。

ある程度、コメントなどの選び方が分かってきたら、ソムリエ試験用にこれまで出題されたことのある、様々な品種がお得なセットになったものでひたすら練習をしましょう。

1人で練習する場合はハーフボトルのセットがおすすめです!

 

これらは試験近くなると売り切れてしまうので、早めにご購入することをおすすめします!!

万が一、上記セット↑↑も売り切れている場合は、最終手段の「本」です。

実際、私はモタモタしていたので、コメント付きのワインは全て売り切れになってしまいました。
ので、最終手段で私が2次試験で使った3冊をご紹介します!

この3冊と、掲載されているワインだけで勉強し合格してます!
(難点は、本の場合は自分でワインは揃えないといけないと言う部分)

私のバイブルです♪♪
↓↓↓

少し古い本だけど、ソムリエのコメントに関してはこの本が一番だと思います!
今は「中古書籍」しか販売していないみたいだけど、ゼッタイ価値あります!!

ちなみに、私はこのワークブックに載っているワイン、手に入るものは全て飲んでます♪

 

テイスティングの基礎は↓↓下の本で勉強しました。 

外観や香りの特徴について「写真」で一つ一つ解説してあるので、とても分かりやすく、また、この本の「テイスティングチャート」に従ってやって行けば、品種を外したとしてもコメントの方向性を大きく外すことはないです!!

 

 

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道具や本やワインを揃えたら、いざテイスティングです。


 

香りを自分の経験と擦り合わせる

大事なことは、コメントは、ソムリエ協会が用意する正解コメントを選択しなければなりません。

いくら自分で、これはキノコの香りがすると思っても選択肢にないかも知れないし、ソムリエ協会が考えるいわゆるキノコの香りは自分の考えるものとは違うかも知れません。

アロマでも、ワインのセットでも本でも、香りや味は初めて感じるものもあるかも知れませんが、基準になる「香り」や「味」を覚えるために、私の場合は、全て今まで経験した「何か」に置き換えるようにしました。

ラズベリーや蜂蜜やアーモンドといったいわゆる食べ物の香りは、だいたい分かると思うんです。

だけど、石油や鉄、湿った土などは食べたことがないし、ちょっと想像しにくいですよね。

 

そのような場合は、子供の頃から慣れ親しんだ「何か」に置き換えることで、より鮮明に記憶に残り、嗅ぎ分けられるようになります。

 

例えば、リースリングに現れやすいと言われる特徴的なペトロール香、いわゆる石油香ですが、私には、どうしても子供の頃遊んだ灰色の粘土の匂いに感じたのです。
粘土も油が入っているので、まあ当たらずとも遠からずですが...

ですが「粘土の香り」なんていう項目は無いので
「私の粘土の香り」=「ソムリエ用語ではペトロール香」
という風に変換して覚えます。

 

「おばあちゃんの家の玄関の芳香剤」=「白い花の香り」
「線香花火の終わった時の匂い」=「火打ち石」

とか。
※これは、あくまでも「私」が感じている香りですので、皆様はご自身の馴染みの香りに置き換えてやってみてください。

ペトロール香などは一般的には、キューピーちゃん人形の匂いに例えられたりしますが、実際のところ私はキューピーちゃん人形の匂いを嗅いだことがないので、そっちの方が分かりにくかったりしました(笑)

 

まずは、品種、生産地、収穫年が分かった状態で、そのワインのコメント=外観、香り、味わいをしっかり分析しながら「自分の言葉→ソムリエ用語」で書く練習をしましょう。

これを一通りやって、大体のコメントを頭に入れたら、今度は、ブラインドテイスティング(品種がわからないようにして)の練習です。

 

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ブラインドテイスティングのやり方 


ブラインドテイスティングは、実際のソムリエ試験では赤と白が混ざって出てきますが、赤と白は見れば分かるので、練習の時は、

白だけ3種、赤だけ3種、もしくは、赤と白で6種類いっぺんにやります。

 

手伝ってくれる人がいる時は、とても簡単で、番号を書いたポストイットをグラスに付けて、同じ番号のものをボトルに貼っておいてもらいます。

一人で練習する場合は、ポストイットに小さく番号を書いて織り込んで見えないようにしてから貼って、ワインを注いでから目をつぶって、ぐるぐるグラスを混ぜてやります。(ちょっと滑稽だけど、1人の時は仕方がない...)

そして、この時に大切なのは、品種を当てることではなく
「適切なコメントを選ぶこと」です。

私は毎回、自分で作ったテイスティングシートにコメントを書き込むようにしていました。

私の作ったテイスティングシート(2023年版)もぜひご活用くださいね!
「練習用コメントシート」 

 

最近はこんな便利なものも売られているので、独学でテイスティングを練習する場合には持っておいても良いかもです↓↓

 

自作コメントシート


ソムリエ協会の過去問を元にコメントシートを作ってみましたので、もし良かったらプリントアウトしてお使いください♡
(右上の矢印をクリックするとダウンロードできます)

初めのうちは、空欄に自分の考える香りも合わせて書いて覚えると良いです。
また、一般的な物を載せてますが、シートにないコメントもあるので、その辺は手書きでお願いします。

これまで1度も選択肢として選ばれたことがない項目については、選択肢のバックをダークグレーにしてみました。(この選択肢はほぼ選ばれないと思われます)

赤ワイン用

白ワイン用


私の場合は、ノートを作って左側のページにエチケット(ワインのラベル)、右側に自分の作ったコメントシートを貼って、何時でも見返せるようにしていました。

外したコメントもそのまま残しておき、自分が何をどう間違えたのかを確認して→正しいものを覚える。を繰り返しました。

 

その他のお酒

 

 

こちらは全体の4%にしかならないので、実際のところ、余り重要ではないかな?と思いますが、スピリッツやリキュールは一度飲めばだいたい覚えられるので、試験近くなったら一通り味見しておいても良いかもしれません。(余り早くやりすぎると味を忘れてしまうから)

こちらも試験近くなると売り切れるかも知れませんので、早めに手に入れておくと良いでしょう。
ただし、点数の配分は少ないので、ここに余り力を入れすぎてはいけません!(時間があったらやる、くらいで)

 

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テイスティング練習用の品種別おすすめワインリスト ♪

 

今回のおすすめワインリストでは、一般的に流通しているワインの中から、比較的お手頃な価格でありながら、きちんと品種や産地の特徴が感じられるワインを選びました。

まずは◎が付いた主要品種を中心に勉強してください。

主要品種についてある程度わかってきたら、◯の方をやるようにします。
主要品種が確実ではない場合は、下手に範囲を広げ過ぎない方が良いと思います。

私は本番で、3品種のうち1つしか当てられずヒヤヒヤしたのですが、その要因として、マイナー品種に手を出し過ぎたことが挙げられます。

国際線のCAという仕事柄、世界各国のレストランに行き、様々種類のワインを飲むので、本番では裏読みし過ぎてしまい、ソムリエ試験では絶対に出ないであろう品種と地域の組み合わせを回答してしまうという失敗をしてしまいました...

まあ、品種を間違えても私の勉強法なら、合格はできます!!

なので、まずは確実に主要品種を練習して、コメントを正確にできるようにしましょう。 

 

白ワイン

◎シャルドネ
◎ソーヴィニョン・ブラン
◎リースリング
◯ゲヴュルツトラミネール
◯ミュスカデ
◯甲州

赤ワイン

◎ピノノワール
◎カベルネ・ソーヴィニョン
◎シラー
◯メルロー
◯マスカットベーリーA
◯テンプラニーリョ
◯ガメイ

白ワイン品種別特徴&テイスティング練習用リスト

◎の主要品種を先にやり、時間があったら◯もやる

◎シャルドネ
◎ソーヴィニョン・ブラン
◎リースリング
◯ゲヴュルツトラミネール
◯ミュスカデ
◯甲州

それぞれのワインの特徴は、下のリストを見ていただくとして、私がテイスティングの時で品種を決める時に意識したこと、だいたいこれに当てはめると上手くいく必勝法のようなもの。

※ただし、上記でも説明しているように、品種よりもコメント(どんなワインか?)を中心に答えて、その結果として以下を選ぶようにしましょう。

◎ソーヴィニョン・ブラン:青草、ハーブ、爽やかさ、ほろ苦い後味。
◎リースリング:酸と蜜、白い花、ぺトロール香など。
◯ゲヴェルツトラミネール:スパイスとライチ。

上の3つは特徴がしっかりとあるので、何本か練習すれば分かるようになると思います。

シャルドネ、ミュスカデ、甲州は特徴が掴みにくいです。
※外観、香り、味わいは先入観なしで読み取った上で、比較して消去法で一番しっくりくるものを選びましょう。

◎シャルドネ:ふくよかで丸みがある。樽の要素。
◯ミュスカデ:シャルドネに比べて広がりと余韻が弱い。パン・ドゥ・ミ(シュールリー)。
◯甲州:酸が弱い。比較的粘性がある。

 

シャルドネ

「白ワインの女王」と呼ばれ、産地や醸造方法により違いが大きい品種で、特徴がないのが特徴などと言われます。

まずはフランス産(シャブリ)とカリフォルニア産でのタイプの違いを感じられるようになりましょう。

フランス(シャブリ)

冷涼地ならではのキレのある酸とテロワールのミネラルが特徴的です。
ライム、青りんご、白い花、火打ち石の香り。アタックはやや軽めでフレッシュな果実味。シャブリの硬質なミネラルと引き締まったエレガントな印象を感じ取ってみてください。

 

カリフォルニア

温暖地の果実の凝縮感、また樽熟成由来の香りや厚みを感じてください。
シャブリに比べ、ボリュームや厚み、程よい酸味とトまろやかさがあります。
パイナップル、洋梨、花梨、トロピカルフルーツと、樽由来の木の香り、アーモンド、ヴァニラなどの香ばしさがバランスよく感じられます。

 

ソーヴィニヨン・ブラン

ソーヴィニヨン・ブランを一言でいうと「爽快感」です。

外観は、淡いグリーンがかった黄色で清澄度が高めです。グレープフルーツ、青りんご、青草、ハーブなどに喩えられます。後味にほのかに感じる苦味も特徴的です。

七変化し特徴の掴みにくいシャルドネと比べると、ソーヴィニヨン・ブランは非常に「分かりやすい」品種です。好き、嫌いに関わらず、まずはソーヴィニヨン・ブランを見分けられるようになると、テイスティングがかなり楽になります。

ボルドーではセミオンとブレンドされることが多いので、まずはソーヴィニヨン・ブラン100%のワインで特徴を確認しましょう。

冷涼地では、青草やレモン、青リンゴなど、フレッシュさ、青さを感じる香りが出やすくなります。温暖地では、青っぽさがなく、よりシンプルで熟したパッションフルーツや柑橘などの華やかな香りを感じます。

 

フランス(ロワール)

グレープフルーツ、青リンゴ、フレッシュハーブの香り。アタックは軽快で上品。引き締まった酸とミネラルが口の中に清々しく広がります。フレッシュな果実味と伸びのある酸がバランス良く、後味にグレープフルーツの皮のようなほのかな苦味を感じます。余韻はそれほど長くないですが、爽やかで上品です。

 

ニュージーランド
グレープフルーツ、完熟したトロピカルフルーツ、フレッシュなハーブの香り。青っぽさはあまり感じません。伸びやかな酸味が果実味を引き立て、柑橘系のほのかな甘さも感じます。余韻も十分で爽やかです。

 

リースリング

ドイツやフランスのアルザス地方という比較的冷涼な土地で栽培される品種です。
透明感やミネラル感があり、品の良い繊細なイメージの品種です。

香りは白い花、洋梨、りんごの蜜、白桃などふんわりと優しく華やかな印象で、口に含むとシャープな酸と凝縮したミネラルを感じます。余韻は上品な酸がふんわりと続きます。

また熟成を経たリースリングでは「ペトロール香(石油のような香り)」を感じることがあります。

最近は辛口に仕上げることが多いリースリングですが、余裕があれば甘口も挑戦しておきましょう。

 

フランス・アルザス

白い花、蜂蜜、レモン、鉱物の香りを感じます。アタックではなめらかですが、口全体に広がる引き締まった酸のミネラル感が特徴的です。余韻もすっきりとしていエレガントで繊細な印象です。

 

ドイツ・シュペートレーゼ

シュペートレーゼはカビネットより1週間以上遅く収穫したブドウを使用しています。
ブドウの糖度が高い分、全体的に凝縮された印象です。
柑橘系の蜜やマーマレードのようなトロッとした印象の香り、白い花、蜂蜜、石油香も明確に感じられます。
洗練された酸と果実味が非常にバランスよく調和しています。余韻には、甘みとミネラルの要素が感じられます。甘口でアルコール度数は低めです。

 

ゲヴュルツトラミネール

「ゲビュルツ」はドイツ語で「スパイス」という意味で、名前の通りエキゾチックでスパイシーな香りが特徴的です。

おそらく他のどの品種よりもブドウ自体の香りが個性的で、一度飲んだら忘れないワインだと思います。(テイスティングにこれが出たらラッキーです!)

 

ゲヴュルツトラミネール(アルザス)

ライチ、白桃、白バラなどの甘くて華やかな香りと、コショウ、クローブ、シナモンなどのスパイシーな香りが特徴的です。なめらかなアタックで、ボリューム感があります。酸は控えめで蜜のような果実の濃縮感が感じられます。

 

ミュスカデ

フランス・ロワールのペイ・ナンテ地区のムロン・ド・ブルゴーニュ(ミュスカデのシノニム)を使ったワインです。

ややグリーンがかった淡い黄色で、ライム、青りんご、白い花が特徴です。引き締まった酸と控えめなフレッシュなグレープフルーツのような果実味で軽快な印象です。
シュール・リー製法では、パン・ドゥ・ミ、貝殻のような特徴的な香りが感じられます。

ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ

 

甲州

近年、日本のワインもよく出題されています。

全体的に控えめですっきりとした軽い印象ですが、舌触りがなめらかで繊細さも感じます。
淡いグリーンがかった黄色で、フレッシュな柑橘や梨、吟醸酒のような香りをほのかに感じます。酸は柔らかく控えめです。
後味に少し渋みと苦味が残るります。
シュール・リーではフレッシュさを残しながら厚みや旨味を感じます。
樽熟成では、バニラ香や燻香、複雑な厚みを感じます。

甲州(山梨)

 

赤ワイン品種別特徴&テイスティング練習用リスト

◎の主要品種を先にやり、時間があったら◯もやる

◎ピノノワール
◎カベルネ・ソーヴィニョン
◎シラー
◯メルロー
◯テンプラニーリョ
◯ガメイ
◯マスカットベーリーA

 

それぞれのワインの特徴は、下のリストを見ていただくとして、私がテイスティングの時で品種を決める時に意識したこと。ただし、上記でも説明しているように、品種よりもコメント(どんなワインか?)を中心に答えて、その結果として以下を選ぶようにしましょう。

◎カベルネ・ソーヴィニヨンと◎シラー/シラーズの見分け方
・黒コショウが強かったら→シラー(フランス)
・黒い果実、タンニン、杉、メントール、樽の要素→カベルネ・ソーヴィニヨン
・果実味やボリュームを感じたら→オーストラリア
(オーストラリアのシラーズとカベソーはコメントはだいたい同じになる、最終的にタンニン強かったらカベソーを選ぶ、という感じ)

◎ピノ・ノワール、◯ガメイ、◯マスカットベーリーAの見分け方
この3つもコメントはだいたい似通っているので、最終的な判断として
・渋みが弱い、イチゴっぽい→マスカット・ベーリーA
・なめし皮、複雑性→ピノ・ノワール(フランス)
・果実味→ピノ・ノワール(アメリカ)
・ピノっぽいけど、じゃない何か→ガメイ(失礼!笑)

◎メルロー :カベソーに比べて酸味やタンニンが控えめで繊細、シルキー。コーヒー、チョコレート。

 

カベルネ・ソーヴィニヨン

赤ワインの王様とも言われ、ソムリエ試験にも頻出の品種ですが、2005年を最後にフランスのカベルネ・ソーヴィニヨンは試験に出題されていません。

ボルドーでは、メルロやカベル・フランなどとブレンドされることも多く、試験には出題しにくいのかも知れません。値段や供給量の問題もあるかもですね。

カベルネ・ソーヴィニヨンは、カシスなどの黒い果実を思わせるの濃厚な果実味とタンニンによる渋みが特徴です。ブドウ自体の果皮が厚く色素が多いためで、色も非常に濃くパワフルなワインです。

冷涼地では、杉やミントの香り、温暖地ではブラックチェリーのような香りが感じられます。

熟したベリー、カシス、ヒマラヤ杉、ハーブ、スミレなどの華やかな香り、

 

フランス

3級シャトー・カロン・セギュールの元オーナー「マダム・ガスクトン」所有のシャトー・カプベルンのワインです。シャトーはカロンセギュールと同じサンテステフにあります。

カシスやブラックチェリーの香りが華やかです。凝縮した果実味にほのかにスパイスのニュアンスあり、しっかりとタンニンが感じられます。

 

チリ

チリは、カベルネ・ソーヴィニヨンの栽培に適した温暖で乾燥した環境です。コスパも良く日本でも「チリカベ」と呼ばれ、デイリーワインから高級ワインまで幅広く親しまれています。
カシスや熟したフランボワーズのようなほのかに甘い香り、ハーブやスパイス、トーストのようなニュアンスを感じます。ボリュームがあり、フレッシュで黒系果実の豊かな果実味と程よい酸味が口の中に広がります。ボルドーと比べると渋みは控えめと言えます。

 

ピノ・ノワール

ワインの王様「カベルネ・ソーヴィニヨン」と対照的なのが、「ピノ・ノワール」。ワインのお姫様と言ったところでしょうか。

カベルネ・ソーヴィニヨンが力強く渋みがあるのに対し、ピノ・ノワールは、繊細で渋みが少なくなめらかです。原料のブドウそのものの果皮が薄いため、タンニンの含有量が少なく、またワインそのものの色も明るく透明感がありエレガントです。

香りの特徴は、ラズベリー、イチゴ、さくらんぼなどの小さな果実で、しばしば「チャーミング」と表現されます。熟成を経ると、なめし革や動物的な香り、また紅茶や下草などの複雑性も感じます。

味わいでは渋みよりも果実由来の酸味・ミネラル感が表に出てきます。

フランスとアメリカで特徴の違いを感じてみましょう。

フランス

ブルゴーニュは、ロマネ・コンティやシャンベルタンなどの有名で高級なワインも作っている銘醸地です。
(練習に超高級ワインは使えないのと、まず買えないし絶対に出題されないので)今回は、品質が安定しているルイ・ラトゥールのピノ・ノワールを選びました。

外観は、綺麗なやや濃いルビー色です。ラズベリーやチェリーの香りと樽香、ほのかに黒胡椒。舌触りは滑らかで、比較的サラッとしています。タンニンは弱め、ミネラルと果実の凝縮感があり、余韻も長めです。

 

アメリカ

こちらは私が好んで飲んでいる「ラ・クレマ」のピノ・ノワールです。(ソノマコースとモントレーがあるので、余裕があったら飲み比べてみてください!)

ブルーベリー、さくらんぼなどの甘めでチャーミングな香り、若干スパイスやバニラの樽香もします。程よい酸味とタンニン、ボリュームのある果実味のバランスがとても良くて、余韻も感じられる美味しいワインです。(テイスティングコメントなのに美味しいって言っちゃってる…笑)

 

シラー/シラーズ

フランスのローヌ、オーストラリアのバロッサバレーなどが有名なシラー/シラーズ。
色合いが濃く、力強く、またタンニンも豊かで骨格のしっかりとしたワインです。

ダークチェリーやブラックベリーのような黒っぽい果実を思わせる濃厚さと、チョコレートや黒コショウを思わせるスパイシーで野生的な特徴を合わせ持ちます。

フランスのシラーとオーストラリアのシラーズでは、同じ特徴を持ち合わせながらも印象の違いに注目しながらテイスティングの練習をしましょう。

 

フランス

ブラック系果実の濃縮感とスミレや鉄の香りが感じられます。スパイシーで酸味もしっかりとあり、エレガントな味わいです。

フランスのシラーの特徴をしっかりつかむには、決してお手頃ではありませんが、コートデュローヌの北部、AOCクローズ・エルミタージュやAOCサン・ジョセフのワインがおすすめです。

 

オーストラリア

ジャムのような煮詰まった感じとチョコレートとやグローブのスパイシーな香り、パワフルなアタックが特徴的です。

 

メルロー

メルローは、華やかな果実味と芳醇なフランス・ボルドー原産のワインです。果実は房も粒も大きくジューシーで、果皮はやや薄いためタンニンも控えめです。突出した特徴がないため、テイスティングでは間違えやすい品種でもあります。

プラムやダークチェリーなどの黒系果実の香り、きめ細やかでまろやかな口当たりで、丸みを帯びた印象のワインです。度々「シルキー」と表現されます。タンニンや酸は控えめで、植物やハーブのニュアンスよりは果実味が中心で芳醇かつジューシーです。

 

フランス・ボルドー

 

 

ガメイ

ボージョレ・ヌーボーで有名なガメイは、発芽~熟成までの期間が短く果房が小さくて果実部分が白く短い楕円形をしています。

色は淡く明るめで、青みがかったすみれ色、ラズベリーや野いちごといったベリー系の甘い香りが特徴的です。いちごジャムや黒糖などに例えられることもあります。タンニンは少なく、程よい酸味ががあり、軽快でフレッシュな味わいです。アルコールは低めです。

フランス・ボージョレ

 

マスカット・ベーリーA

新潟県岩の原葡萄園の創設者である川上善兵衛氏により、1927年に開発された日本固有の黒ブドウ品種です。

ソムリエ・ワインエキスパート試験では2016年に1度だけ出題されたことがあります。近年は日本品種が頻出しているので、こちらも余裕があれば押さえておきましょう。

ストロベリー、クランベリーや甘いキャンディの香りが特徴的です。淡い色味で、渋みや酸も軽快でフレッシュな印象のワインです。土の感じや少しスモーキーっぽさを感じるものもあります。テイスティングでは、ガメイとの見分けが付きにくいワインです。
(品種をガメイと間違えて答えてしまってもコメントなどの方向性はほとんど変わらないと思います)

日本

 

★セットで上記より少し安価なシリーズ★

同じシリーズで飲み比べて違いを感じてみるのもおすすめです♪♪
↓↓
「コノスル」は世界的に有名なチリのワインメーカーで、品質も常に安定して各地で高い評価を得ています。品種ごとの特徴を捉えるにはおすすめのワインです。(しかも↓↓のショップだときちんと品種ごとの解説が載っているので更におすすめ!)

 

「ウッドブリッジ」は、ロバートモンダヴィ(カリフォルニアのワインの父と言われるワイン生産者)が手がけるデイリーワインのシリーズです。安価ながら安定した品質で品種の特徴が良く出ています。

 

 

3次試験までに用意するアイテム

3次試験はいよいよ実技です。
ソムリエ試験ではパニエ(ワインバスケット)を使った抜栓をする必要があるので、せっかくテイスティングの練習でワインを開けるなら、こちらも一緒に練習することをおすすめします!!

 

3次試験に必要なもの===

・デカンタ
・パニエ(ワインバスケット)
・ソムリエナイフ
・サービス用ナプキン
・エプロン

====

ちなみに、客室乗務員は制服で受験するので、実技会場にはCAの制服を来た人がたくさんいます。コスプレではないので、ビックリしないでくださいね(笑)

 

こちらは、デカンタとパニエ、それとミニライトもセットになっています。
ライトはボトルに当てて澱の状態を見るのに使います。
(楽天リンクのみ、YahooとAmazonはワインバスケットのリンクです!)

 

 

おすすめソムリエナイフ

初心者の方でも使いやすいソムリエナイフは、2段階で開栓する「ダブルアクション」と呼ばれるものです。

ハンドル部分がラバーになっているものが握りやすくておすすめです。

下記「ムラーノ」は、イタリアのブランドでしっかりした作りと使いやすさでソムリエにも定評があります。また、さすがイタリア製といった感じでデザインもおしゃれです。

 

「ダブルアクション」のソムリエナイフの使い方は、あれこれ文章で説明してもわかりにくいと思いますので、
こちらの動画をぜひ参考にしてみてください。
(いくつか開け方の動画見ましたが、この動画が一番わかりやすかったです)
↓↓

こちらの動画の概要欄には「シングルアクション」のソムリエナイフの使い方のリンクもありましたので、ご興味がある方はそちらもご覧ください。

 

まとめ

約2万字にも渡り(書き終えて自分でもびっくり!笑)
ソムリエの2次試験、テイスティングについて自分の勉強法や試験の攻略のポイント、また練習用のおすすめワインなどを紹介してきました。

1次試験を突破した皆さんなら、きちんとしたポイントさえ抑えれば2次試験は合格間違いないと思います。

ぜひこの記事が皆様の合格の参考になりますように♪♪

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◆2021年、2022年の出題品種予想♪♪
過去10年間の出題傾向から予想しているため、毎年高確率で当たってます!
↓↓

【2023年品種予想】ソムリエ・ワインエキスパート2次試験テイスティング過去10年の出題傾向から大胆予想! 

せっかくなので今年も予想しちゃおうかなぁと思っています。
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記事作成日:2018年9月4日