最終更新日 : 2024/07/07
こんにちは!JSAソムリエのバンビです♪♪
- 5年間分の過去問から出題傾向を分析
- 教本から読み解く出題傾向
- 2024年度ソムリエ教本変更点
- ソムリエ一次試験おすすめ問題集
補足資料★過去問から見るソムリエ試験の出題傾向
当記事は、独学でのソムリエ試験の勉強法を紹介している下記の記事の補足資料になります。
まだ読んでない方は、まずは↓↓こちらからお読みくださいね(^-^)
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ソムリエ5年間分の過去問の出題割合
2018年よりCBT試験になったため、2013~17年の日本ソムリエ協会の公表している5年間分の過去問から項目別に出題割合を表にしてみました。
また、問題数が年によって違うので、100%に直した上で割合を小数点以下四捨五入して表示してます。
(↓の数字は問題の数ではなく、単位は%です)
※2016年より「公衆衛生」の項目が削除され「日本酒」の項目が追加されています。
ソムリエ試験★過去問5年間分の平均出題割合
2013~17年の5年間分の平均の出題割合を表にしてます。
こちらも100%に直した上で平均を計算してます。
過去の平均の出題が3パーセント以上の毎回の重要項目を濃いオレンジで示しました。
この表の活用方法は「ソムリエ勉強法(何を捨てるか決める!)」で詳しく説明していますのでご参考になさってくださいね^-^
※オレンジの部分を全部足すと83%になり、オレンジで示した項目をすべて網羅していれば合格できる!とか、そういう勉強方法を紹介しています♪♪(ので、きちんと勉強したい方にはオススメしません…笑)
*私だったら…
ドイツの地域や名前が難しくて苦手なので、ドイツはやらないで、その代わりに自分が好きなチリやニュージーランドをやると思います。(ドイツワインが嫌いなわけではないですよ!)
ソムリエ教本から読み解く最近の出題傾向
2018年からCBT試験になったため、その後の「過去問」というものが公表されていません。
そこで、2018年以降にソムリエ教本で追加された項目などを簡単にまとめてみました♡
上記の毎年出題されている重要項目にプラスして最近の教本の変更点をきちんと確認できていれば合格間違いなしです♪
ソムリエ試験★2018年以降ののソムリエ教本の変更点
2017→2018の変更点
★酒類飲料概論から「ワイン概論」の項目が独立。内容はほぼ変更なし。
★ジョージアの項目
★モルドバ共和国の項目
★焼酎→酒類概論から項目が独立して「日本酒・焼酎」となり、特性や焼酎の酒類などの記述増。
★日本ワインの記述の大幅増
・日本ワインの生産量→18,613kl→750ml換算で約2500万本分の記述。
・日本ワイン生産量上位10県。
・岩手県、新潟、大阪の小見出し追加。
・長野&大阪ワイナリーマップ追加。
・地域追加→関東、東海、中国・四国、九州
★ギリシャの記述の大幅増
・歴史や地方料理、地域についても記述が詳細になっている。
★ウルグアイの項目
2018→2019
★ワイン概論→2018年10月施行の「果実酒等の製法品質表示基準」により「日本ワイン」の定義が定められた。
★日本ワインの記述増
・山形、山梨のワイナリーマップの追加
★カナダ
・ワイン分類、各州のワイン法記述増
・GI4つ追加(P.212)
★チリ
・DOの追加
・ラベルに表示できる品種の表(シノニム)
★ブルガリア
・地方料理と食材の項目追加
ヨーグルトの他にも色々ある(笑)
★スペイン
・リオハの規定改定、新カテゴリー、タイプ承認
・地方料理と食材(チーズや生ハムなどちょこちょこ追加)
★アメリカ
・ソノマカウンティのAVA追加
・セントラルヴァレーLodi(ローダイ)AVAの記述大幅増
・ヴァージニア州の主要ブドウ品種生産量の表、州発祥のノートン種の記述
2019→2020の変更点
★ワイン概論
赤ワインと白ワイン醸造法(P.24)
・赤ワイン
⑥マロラクティック発酵
⑦貯蔵・熟成・育成〜
・白ワイン
①〜⑦
・ロゼワインのスタイル(P.26)
★酒類飲料概論
・2018年までの統計では近年の〜の一文追加。(P.46)
・リキュール / IWSRの部分(P.46&P.48の表)
・キュラソー
フランス・ロワール地方ソミュールで製菓用途として(P.49)
・ベリー系の名称の変更(P.50)
木いちご→ラズベリー
草いちご→ストロベリー
野いちご→ブラックベリー
・サザンカンフォート(P.50)
2017年に本ブランドを〜
★日本
・ワイン原料ブドウ生産量の6位が新潟県→宮崎県に(P.58,59 )
・宮崎県の生産するブドウ品種の56.9%がキャンベル・アーリー(←重要だと思う)
★南アフリカ
・Platter's Wine Guide ★→100点満点に(P.103)
・Tim Atkin氏に関しての記述追加
・南アのワインの生産量 (2018年)前年比1割減, 世界9位(2017年は8位)(P.107)
・ステレンボッシュ地区の地図追加
★アメリカ
カリフォルニア州
・サステイナビリティの部分(最近流行りの言葉ですね^-^)P.291
・ソノマカウンティ-全体的になんとなく記述が変わっている P.298
オレゴン州
・Van Duzer Corridor AVA-2018年12月に承認 P310
ニューヨーク州
・Upper Hudson AVA-2019年1月に承認P.313
★アルゼンチン
大幅記述変更(P.114~)
★フランス
大幅記述変更(P.323~)
★テイスティング
・香りの総合評価(P.682)
・味わい ⑧テクスチュア(P.682)
2021→2022の変更点
★ワイン概論
・オレンジワインの醸造法(P27)
・安定化処理(P.31)
・包装工程(P.32)
★日本
・特定用語の使用基準(P.71)
表示のための要件(←重要そう!)
★南アフリカ
・2021ヴィンテージ情報/コロナの影響(P.110)
★オーストラリア
・2020年ヴィンテージレポート/森林火災記述(P.170)
★スペイン
・2021ヴィンテージ情報/ベト病とコロナ(P.273)
・その他のスパークリングワイン(P.279)
★ハンガリー
・大幅記述変更(P.561)
2022→2023の変更点
★酒類飲料概論
・ミネラルウォーター→飲料概論へ
・カクテル名、レシピの追加
★飲料概論の項目追加
・日本茶、紅茶、コーヒー
★ハンガリー
・エチェキ・ペシュグーP.D.O. のトラディショナル製法追加
★アメリカ
・カーボンニュートラルの記述
★フランス
・2022年のサンテミリオンの格付改訂
★料理とワインの相性(ペアリング)項目追加
2023→2024の変更点
★酒類飲料概論
・日本酒GI、焼酎GI生産基準の表追加
★アメリカ
・ナパヴァレーの土壌形成
・AVA追加 Long Valley-Lake County A.V.A. / Winters Highland A.V.A.
★ハンガリーの記述
(毎年ちょこちょこ書き換えられている感)
★テイスティング
・テイスティングガイドに英語表記追加
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ソムリエ試験★おすすめの参考書&問題集
移動中の勉強におすすめな一冊はこちら↓↓
こちらは、そこまで細かくは書いてないのですが、重要な項目がまとまっていて、分かりやすいです。
勉強をこれからする人にもおすすめです。
下記は、有名進学予備校で講師をしている、まさに「受験のプロ」が書いてくれている本なので、どの本を読むよりも「試験対策」に適していると思います♪♪
更に同じシリーズで問題集も出版されているので知識の定着に役立ちます。
教本と参考書で必要事項を確認したら、後はひたすら「問題を解いて→答え合わせ→間違えたところを覚える」の繰り返しで記憶を定着させましょう!
問題集は違う出版社、違う著者のものを3冊ぐらいグルグル繰り返して解くのがおすすめです。
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