皆様、こんにちは!元CAでソムリエのバンビです(^-^)
新型コロナで外出を制限されている方やステイホームしている方もいらっしゃると思います!
そこで、今日はソムリエの私がおすすめする、ご自宅でできる「ゆる〜いワインの勉強法」を紹介します。
ソムリエの勉強をする前は「ワインってなんかカッコつけてて、色々種類もあるし注文するのも難しそう!」って敬遠していて、生ビールばっかり飲んでいた私です!
ただ、実際にソムリエの勉強を始めると、やはりワインはカッコつけてて難しいんです(笑)
名前も長いし、決まりも国や地域ごとに色々あって、とにかく面倒臭い!!
そこで!ゆる〜くワインのさわりだけを勉強したい方のために
「これを読めば、難しい知識は抜きにして注文ぐらいはできるようになる!」
というような最低限の知識で楽しめちゃう内容を考えてみました♪
*なお、ゆる〜い知識ですので簡単に説明している部分もあるので「厳密には例外やもっと色々ある」みたいなことはあるので、専門家の人はそこ、突っ込まないでね!(笑)
ワインは何から作られる?
これは、簡単ですね。ブドウです。
ブドウを潰して樽に入れ、アルコール発酵をさせ、できた液体がワインです!
日本酒だったらお米、ビールだったら麦芽、ウィスキーは大麦…というように穀物やフルーツに含まれる糖分を酵母(微生物)が分解してアルコールがつくられる仕組みです。
赤ワインと白ワインって何が違うの?
ワインには、赤、白、ロゼ、またスパークリングというように種類があります。これは、製法の違いです。
赤ワインは、ブドウをアルコール発酵させる時にブドウの皮や種を一緒に入れます。一方、白ワインは皮や種を取り除いた果肉の部分だけを入れてつくります。
ポリフェノールで赤ワインが一時期ブームになりましたが、これは果肉部分よりも皮や種にポリフェノールが多く含まれるためです。
ロゼワインは、赤と白の間の薄いピンク色が綺麗ですが、これは単純に赤ワインと白ワインを混ぜたものではありません。(混ぜるのは禁止されている!)
ロゼワインにはいくつかの製法がありますが、簡単にいうと皮と種もまとめて潰すけど、樽に入れる時には皮と種は取り除いて発酵させます。そのため、薄いピンク色になるのです。味は赤ワインと白ワインの中間といっても良いでしょう。
最後にスパークリングワイン。
スパークリングワイン全般を「シャンパン」と言う人もいますが、シャンパンはスパークリングワインの中の一つです。
シャンパンとはフランスのシャンパーニュ地方のことで地名です。フランスではワインの決まり事が多くて(これがとにかく面倒臭い!)地名がワインの名前になっていることが良くあります。
シャンパンもその一例ですが、シャンパーニュ地方のスパークリングワインのことを「シャンパン」と言います。(最近はオシャレに「シャンパーニュ」という言い方もするけど、どちらも同じもの。)
スパークリングワインは、炭酸が入っているワインという感じですが、これはアルコール発酵によるもので、酵母(微生物)が糖分を分解する時に、二酸化炭素が発生します。これが、スパークリングワインの炭酸になります。
赤、白、ロゼ、スパークリングまで分かりましたね。
すごい!すごい!この調子!!
それではもう少し細かく。
ワインの味は何で決まる?
もちろん、ブドウです。
これは、ワインの味が決まる一番重要な要素です。
例えば、私の大好きなお寿司!
でも、お寿司といっても、全部同じ味じゃないですよね?
まぐろ、サーモン、イカ、鯖、ハマチ…など、美味しい、美味しくないという前に、まず全部味が違いますでしょ?
ブドウにも同じように色々な種類があるのです!
有名なところだと、皆様「シャルドネ」って聞いたことがあると思うのですが、シャルドネもブドウの名前なのです。巨峰、マスカット、デラウェアと同じように、シャルドネっていう名前のブドウがあるのです。
ワインの世界ではブドウの種類のことを「品種(ひんしゅ)」という言い方をして、結構皆さん、この品種にこだわります。
「私が一番好きな寿司ネタはサーモン!」
と同じように、
「私が一番好きなワインの品種はシャルドネ!」
みたいな感じに言います。
ブドウ品種の他に重要なのは?
産地です。
お寿司で考えると、大間のマグロとか、北海道産のサーモンなど産地を聞くと「あ〜美味しそう!」と思いますよね。
ワインに使うブドウも同じで、産地によって味に特徴があったりします。
寒くて乾燥している地域と、暖かい南国の太陽の元で育ったブドウでは、同じ品種だとしても味が違うのが何となく想像できませんか?
例えば、ざっくりですが、北の方の比較的寒い地域で作られるシャルドネは、すっきり鋭い味わいになるのに対して、南の方の太陽をたくさん浴びたシャルドネは、もったりしたボリューミーな味わいになったりします。
ワインの基本★ここまでのまとめ
ワインの基本★ここまでのまとめ
・ワインはブドウをアルコール発酵させてつくられた液体(お酒)。
・赤、白、ロゼ、スパークリングは製法の違いによる。
・ワインの味はぶどうの品種によって決まる。
・さらに産地によっても味の違いがある。
ここまで読んでくださった皆様は、私の主催する
ゆる〜いワイン検定2級に合格です♪♪
基礎知識は、これだけあれば十分ワインを楽しめます。
実際に飲んでワインを感じよう♪
では、ゆる〜いワイン検定1級は、いよいよ実践編!
いくら知識を詰め込んだって、ワインは飲み物なので飲まなきゃ始まらない♪♪
さらに言えば、私はワインって知識なんてなくても、美味しく楽しく飲めればそれでいいと思うんですよ(^-^)
実践をする前にあった方が良いもの。
◆グラス
◆ワインオープナー
おさらい
ワインの味を決める一番重要なものは何でしたっけ?
そう、ブドウ品種ですね。
実はブドウの品種だけでも世界中に「たくさん」あるので、全部を知るのは不可能です…
ゆる〜いワイン検定ですので、フツーにお店で注文できるようになるくらいを目的として、ここでは一般的に有名なブドウ品種だけを確認していくことにします。
また、ワインによっては、いくつかのブドウ品種がブレンドされているものもありますが、単一品種だけを使ったワインの方がわかりやすいので、ワインの特徴を捉えるためには、単一品種のものを選びましょう♪♪
品種の違いは、実際に飲んでみて味の違いを感じるのが一番の近道です。
ステイホーム中で、大勢で集まれないので全部飲めない!!という場合には、ハーフボトル(375ml)もおすすめです。
また、一度開けてしまったワインは、蓋をして立てて冷蔵庫に入れておけば一週間ぐらいは飲めます。
味は空気に触れると変わるので、味の変化を感じるのもまた一つの楽しみです♪♪(わざと空気に触れさせるなんてこともしたりします)
コルクを挿しておいてもいいですし、スクリューキャップでしたら、そのまま蓋ができますし、あまり空気に触れさせたくないということであれば、専用のキャップも売られています。
以下に品種の特徴が出ている単一品種のワインを参考に挙げておきます。
ワインショップの飲み比べセットもおすすめです♪♪
白ワイン飲み比べ
◆白ワインの主な品種
・シャルドネ
・ソーヴィニョン・ブラン
・リースリング
シャルドネ
世界でもっとも有名な白ワインの品種です♪
シャルドネは気候や土壌の影響を受けやすい品種で、産地によっても味わいがかなり異なります。
ソーヴィニョン・ブラン
スッキリとした酸味が特徴で、ハーブのような青っぽさやグレープフルーツのようなほろ苦さがあります。夏に冷やして飲みたいワインです。
リースリング
ドイツやフランスのアルザス地方という比較的冷涼な土地で栽培される品種です。溌剌とした酸味の中にりんごの蜜のようなふんわりとした豊かな後味を感じるワインです。
赤ワイン飲み比べ
◆赤ワインの主な品種
・カベルネ・ソーヴィニヨン
・ピノ・ノワール
・シラー(シラーズ)
カベルネ・ソーヴィニョン
血のように濃くパワフルでワインの王様と言える品種です。肉肉しいステーキに合います。
ピノ・ノワール
カベルネ・ソーヴィニヨンに比べると色も薄く、エレガントなイメージです。ピノ・ノワールは、最高級ワイン「ロマネ・コンティ」に使われている品種です。
シラー(シラーズ)
スパイシーでアタックのあるワインです。フランスではシラー、オーストラリアではシラーズと呼ばれています。
世界各国の赤ワインが楽しめるお得なセット!
(ソムリエ簡単な解説付きなので、ゆる〜く自宅で勉強するにはもってこい)
レストランでの注文の仕方
ワインは常時200本揃えております!みたいなお店もあるので、一概に正しい注文方法みたいなのは言えないのですが…
実践編を飲み比べて好きな品種はありましたか?
そしたら簡単です。
例えば、シャルドネが好き♡って思ったら「シャルドネ」を注文すればいいのです。
もし、そのお店にシャルドネがいくつかあったとしたら、産地で選ぶのです。(まあ、値段で選ぶこともできるけど…)
なんとな〜く寒い地方のワインはキリッとして繊細で、温暖な地方のワインはフルーティでボリュームがあるって感じに思っておけば大丈夫。
産地をいう場合は、こんな感じに注文します。
「NZのソーヴィニョンブラン」
「チリのカベルネ」
「カリフォルニアのピノ」
なお、シャルドネは、世界各国で作られているブドウ品種ですが、一つだけ注意点があります。
それは「シャブリ」
先ほど、シャンパンはシャンパーニュ地方でつくられたスパークリングワインですよ!と言いましたが、それと同様で実は「シャブリ」も地名。
フランスのシャブリ地区のシャルドネで作られた白ワインを「シャブリ」と呼ぶのです。
なので、シャブリと言ったら品種はシャルドネと決まっているので
「このシャブリの品種は何ですか?」なんて聞いたらバカみたいだし「シャブリ地区のシャルドネはありますか?」とか言ったら、私はワインを知りません。と言っているのと同じなので気をつけてください!
お店にシャブリがある場合は、シャブリとだけ注文すればOKです。シャブリは、シャルドネの中でも、辛口でキリッとしたシャープな味わいです。シャブリ地区は、大昔の牡蠣の化石が土壌に含まれているので、シャブリは牡蠣と合うと言われています。
さっぱりした魚介や牡蠣といただく場合は、シャブリを注文するとカッコいいです。(シャブリは少し高いので値段を確認してね!)
お家で飲む時のおすすめのおつまみ
ワインをお料理と合わせることを「マリアージュ」と言い、ワインの楽しみの一つでもあります。
ただ、このマリアージュもワインを難しくさせてしまう原因の一つだと私は考えています。
お肉には赤ワイン、お魚には白ワインと聞いたことがあると思いますが、必ずしもそうではなく、むしろ味付けやソースによっても合う、合わないは変わってきます。
例えば、お魚も照り焼きなんかは赤ワインの方が合うし、お肉でもチキンのクリーム煮などは白ワインと合わせることも多いです。
料理からワインを選ぶのか、ワインから料理を選ぶのかという違いもありますが、基本的には
・白っぽいお料理には白ワイン
・色の濃い(茶系)のお料理には赤ワイン
と思っていた方が合わせやすいです。
ただ、あまり深く考えずに「このおつまみとこのワインは合うかな〜?」と色々と試してみるのが良いと思います。
マリアージュが成功していると感じる場合は、お料理もワインも自然でどちらかの味が突出していないイメージです。逆に、ワインとお料理が合ってない時は、舌にどちらかの味が残ったり、酸っぱさや苦味をより強く感じたりします。
なかなか自分ではマリアージュが難しかったり、どのワインをお料理に合わせれば良いか分からない場合の便利なサービスを見つけたので紹介します。
↓↓
色々なワインを試せるおすすめの便利なサービス
フィラディス ワインクラブ30は、ソムリエが厳選した3000円以下のお手頃おすすめの30本を自由に注文できるサービスです。
各ワインには、ソムリエの解説やワインに合うお料理も載っているので、参考にしてワインを選ぶこともできます。
さらに、今なら会員登録で初回から使える1000円OFFのクーポンが付いてくるのでとてもお得です。
公式サイト:【Firadisワインクラブ30】
オンラインで予算や好みを入力すると、ソムリエが最適なワインを選んでくれるサービスです。チャットも使えるので、お料理ワインを飲む場面を相談して選んでもらうこともできます。
こちらは初回購入で送料無料、また定期購入で50%OFFなどのサービスがありますので、詳しくは公式サイトでご確認ください。
公式サイト:【ポケットソムリエ】
ワインをもう少し勉強したい方へ
ワインに興味が湧いてきて、もっと勉強してみたいと思った方!
さすが〜!!ワインは知れば知るほど、もっと知りたくなるんです。
私がワインの勉強を始めた頃に読んでとっても面白くてわかりやすかった本はこちら♪♪
↓↓
今回紹介したゆる〜い内容よりはやや硬くなりますが、ワインの品種をキャラに例えたりして、初心者が親近感をもって接しやすい本です。
ワインスクールもおすすめ!
ワインスクールは、テイスティングやマリアージュなどの1日だけの特別講座から、全20回からなる本格的にソムリエを目指す人が受けるような講座まで、さまざまなコースがあります。
↑こちらの「アカデミー・デュ・ヴァン 」は、有名なワインスクールで無料体験授業も行なっています。体験授業は、初心者向けの50分の講義と3種類のワインの試飲もできるので、ぜひ興味のある方は体験してみてはいかがでしょうか?
公式サイト: アカデミー・デュ・ヴァン
ワイン関連のおすすめ記事
★ワインのラベルが分からない!どこが名前?ソムリエが分かりやすくポテチで解説!
元CAソムリエおすすめ1000円台ワインと家飲みが楽しくなるヒント
↓大切な人と飲みたい♡特別な日におすすめのいいワインです♪
ブドウ品種の違いでワインを感じてみたい方はぜひ↓↓こちらもご参考にしてみてください(^0^)だいたい2000円前後のワインを紹介しています。
ソムリエ&元CAが厳選!にわかワイン通になれる品種別おすすめワイン
「ソムリエ」に興味がある方、ワインの勉強をしてみたい方はこちらもぜひ↓↓