こんにちは!元CA&ソムリエのバンビです(^-^)
宣伝♡
私がボジョレー・ヌーボーについて書いた記事が不動産サイトの「ホームズ」さんに掲載されました♪♪
先日、上記の記事を書いていて、ふと…
ワインの名前って分かりにくい!
と思ったので、今日はワインに詳しくない方でも分かるように、あるものを使って簡単に分かりやすく「ワインの名前」について解説します。
ワインの名前はどれ?高級ワインはどれ?
次に挙げる「名前」の違いが理解できる方は、この記事を読む必要はありません♡
これらはワインの名前?のようで、名前ではない?そもそも、ここが良く分からないのでワインの名前って分かりにくいんですよね。
大丈夫です!この記事を読み終えるまでには上記のワードを自在に使って、レストランやバーでちょっとカッコ良くワインを頼めるようになります!
私がワインの勉強を始めたのは、客室乗務員の新人訓練が最初でした。
その前までは貧乏大学生だったのでワインと言っても、それこそファミレスや居酒屋で「赤ワイン、デキャンタで!」くらいのノリで、まったくの無知。
CAの新人訓練では、機内で提供するワインの長〜い名前を覚えるのですが、正直どこからどこまでがそのワインの名前なのかよく分からず丸暗記してました。
ところが機内では、お客様のご注文もバラエティに富んでいて、最初の頃は、名前は丸暗記してるはずなのに、どのワインのことを言ってるのか分からないことも良くありました。こんなことが起こるのもワインの名前が分かりにくいからに違いありません。
ワインの名前が分かりにくい理由
そもそも、なんでワインの名前が分かりにくいのかって言うと、
国や地域によって名前の付け方が違うので「はい!ここの部分が名前ですよ」っていう統一された基準がないこと。
そして、ワインの種類は世界中にほぼ無限にあるので名前も無限にあるということ。
では、ここで問題です。
「ファンタグレープ」というジュースを思い浮かべてみてください。
分かりますよね?
ファンタグレープと言えば、皆様この飲み物を思い浮かべます。
最近はプレミアムっていうのもあるので、そちらを思い浮かべたセレブな方もいらっしゃるかも。
だとしても、これはコカコーラが発売している「ファンタグレープ」という飲み物で、ペプシやキリンなどの他の会社からは「ファンタグレープ」という名前の飲み物は発売されていません。
他にも、ビールで言えば「スーパードライ」はアレで、「一番搾り」はアレが頭に浮かぶと思います。「どのスーパードライだっけ?」とはなりません。
こんな風に、ワインも一発で名前で頭の中に想像できると良いんですけど、困ったことにそんなに単純ではないのですよ。
ワインの名前の構造を分かりやすくポテチで解説
何が一番イメージが湧きやすいのかな〜?と考えてみた結果!
ポテトチップス
が思いついたので、ややこしいワインの名前をポテチを使って解説します。
あくまでもイメージを捉えてもらうためにポテトチップスに例えているだけで、ポテチとワインはまったく別物ですので。(ま、言うまでもないですが…)
では、問題です。
皆様の好きなポテトチップスは何ですか?
そんなジャンクフード食べないよ!という方もイメージで考えてくださいね。
ちなみに、私が好きなのはこれ〜♡
「チップスター」です!
パッケージには、上から「ナビスコ」「チップスター」「ポテトチップス」「うすしお」と書いてあります。
うすい塩味と少しサクッとしたような食感と、蓋をお皿代わりにして少しずつ食べられるのが好きなんです♪
では、これはどうでしょう?
「ナビスコ」「チップスター」「ポテトチップス」「のりしお」と書いてありますね。
会社名、商品の名前、食べ物の名前、味付け、です。同じチップスターでも、こちらは「のりしお」味ですね。
では、他の会社のものも見てみましょう。
こちらは「カルビー」「ポテトチップス」「のりしお」そして小さく「New 風味UPでさらにのりのり!」と書いてあります。
商品名は、どれ?「ポテトチップス」?「のりしお」?
さらに別の会社のものは?
こちらは「湖(コイケヤ)」「ポテトチップス」「のり塩」「日本産じゃがいも100%」…
では、ここから少しレベルアップしますよー!
「湖」「じゃがいも心地」「厚切り」「北海道産じゃがいも100%」「オホーツクの塩 岩塩の合わせ塩味」
「湖」「JAPANプライドポテト」「2020年 幻の芋 解禁」「今金男爵しゃく」「食塩不使用」
この他にも、色〜んな会社からたくさんのポテチが発売されています。
「しあわせバター」「関西だし醤油」「無添加」「オリーブオイル」「北海道リッチバター」「ピザポテト」などなど…挙げたらキリがないので、この辺でポテチ紹介は終わります。もともとワインのこと説明したいだけだったし。
で、これらのポテトチップスの名前、難しいですか?
私の好きな「チップスター」の中にも色々な味があったり。多くの会社が「のりしお味」のポテチを作っていたり。ジャガイモは北海道産100%のポテチがあったり。男爵いもを使っていたり、厚切りにしたり、堅あげと呼んでみたり。
こうやって見てみると、ポテチって意外にもたくさん種類があって、どの辺が商品名か良く分からないですけど、
「きゃーポテチって名前が長くて覚えるの大変!難しい〜」とはならないですよね?
どの部分が商品の名前かわからなくても、難しいことは何もありませんよね?
のり塩を食べたかったら「のり塩」って言うし、さらに厚切りが良かったら「のり塩、厚切り」って言うし、さらにさらに、湖池屋が美味しいんだよ!って思ったら「私が食べたいのは、湖池屋、のり塩、厚切り!」と言いますよね。
実はワインも一緒なんです♪♪
これは簡単です!!
ポテトチップスの名前の構造は?
まず、ポテチの名前の構造を整理をしましょう。
おそらくポテチのパッケージに書かれている言葉の種類は以下のどれかに分けられると思います。
1)会社名 -- カルビー、コイケヤ など
2)商品名 -- チップスター、じゃがいも心地 など
3)食べ物名 --「ポテトチップス」
4)味つけ -- のりしお、サーワークリームオニオン など
5)ジャガイモの産地 -- 北海道産じゃがいも100% など
6)製法 -- 厚切り、堅あげ など
7)キャッチコピー -- 風味UPでさらにのりのり!など
ここまではOKですね?
では、練習問題。(笑)
さて、下記のパッケージに書かれている言葉は1)〜7)のどれにあたりますか?
文字が小さくて読みにくいので書き出しておきます↓↓
・北海道産馬鈴薯を100%使用
・ノンソルト
・ポテトチップス
・SOKEN.SHA(創建社)
・そのままでも、サラダのトッピングなどにも
・食塩不使用
・化学調味料不使用
答え合わせ。こんな感じです。
・北海道産馬鈴薯を100%使用→5)ジャガイモの産地
・ノンソルト→2)商品名
・ポテトチップス→3)食べ物名
・SOKEN.SHA(創建社)→1)会社名
・そのままでも、サラダのトッピングなどにも→7)キャッチコピー
・食塩不使用→4)味つけ & 6)製法
・化学調味料不使用→6)製法
ノンソルトは食塩不使用と同じの意味ですが、パッケージには「ノンソルト」と一番大きく書かれています。おそらく、商品の味付けや製法が良くわかる「ノンソルト」を商品名にしたのではないでしょうか?
ポテチの名前の構造については分かりましたね♪
それでは、お待ちかね!
ワインの名前について見ていきましょう〜(^-^)
ワインの名前の構造は?ポテチとの違い
もちろん、ワインとポテトチップスは違うので、ポテチの名前の構造をそのままワインに当てはめることはできません。
まずは、ワインとポテチの違いを説明します。
ポテトチップスの原料はジャガイモです。簡単にいうとジャガイモをスライスしてカリッと揚げて味付けするって感じですよね。
「のりしお」や「コンソメ」などの味付け、スライスの厚み、切り方(ギザギザとか)、揚げ方などは、各会社や商品によって違うので、その点で好みが分かれます。
ポテチの場合、北海道産馬鈴薯100%使用などもあるにはありますが、もともとそこまで高価な食べ物ではないので、ジャガイモの種類や産地で選ぶ人は余りいません。
一方、ワインはブドウをアルコール発酵させて作る飲み物で、安いものから1本数十万と高価なものも存在します。
ワインの味はもともとのブドウの味で違ってきます。皆様がよく知っているブドウに巨峰やマスカットなどがあると思いますが、巨峰とマスカットは味が全然違いますよね?ですから、ワインではブドウの品種が重要です。
ブドウ品種と同じぐらい味や品質を左右するのが、ブドウの産地です。 産地によって同じ品種のブドウでも味がものすご~く違ってしまいます。想像してみてください。例えば、同じブドウの種類でも暖かく湿気の多い南国育ちのものと、寒い乾燥した地域で育ったものとでは、だいぶ味が違うと思いませんか?
更に、品種、生産地の次に重要なのが、ブドウの収穫年です。気候は毎年違うので、降水量が少なかった年や逆に日照量が少なかった年など、収穫した年によってブドウの出来が違います。
その年に採れたフレッシュなブドウの感じを味わうタイプがある一方で、ワインとして瓶詰めした後も何年も寝かせて熟成をさせてから味わうタイプもあります。
フレッシュなものなのか?または、熟成を楽しむタイプのワインでは、何十年も寝かせるので、いつのブドウで作ったワインなのか?収穫年は非常に重要です。
上記の
【品種】【産地】【収穫年】以外は、ポテチと同じように【会社名】【商品名】【製法】【キャッチコピー】などがラベルに書かれています。
ご存知の通り、ワインには、赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、スパークリングワインなどがあります。それぞれに使っているブドウの品種や製法が違うため、この違いが生まれてきます。
ワインの製法を言い出すとキリがないので、別の機会に説明するとして!
通常、赤ワイン、白ワインなどは見ればわかるのでわざわざ書かれていませんが、その他のワインの製法がラベルに書かれていることもあります。
会社名(生産者)については、ワインの場合は比較的小さな会社やワイナリー、農家など、さまざまな生産者が全世界に無数にあります。
そして、ポテチの時もそうでしたが、ワインには特別に商品名が付いていないことも多く、一般的に会社名(生産者)、産地、ブドウの品種などで呼ばれるので余計にややこしくなってしまうのです。
ポテトチップスのように、ワインの名前の構造を整理すると以下の分類に分けられます。
1)会社名(生産者)
2)商品名
3)品種
4)産地
5)収穫年
6)製法
7)キャッチコピー
では、冒頭の「ワインの名前かも?」のワード群を分類していきましょう〜
生産者名 -- カロン・セギュール、ムートンロートシルト
ブドウの品種 -- カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネ、メルロー、ピノ・ノワール
ブドウの産地 -- ジュヴレ・シャンベルタン、シャブリ、ボルドー、メドック、ブルゴーニュ、
ほとんどが産地の名前か、品種の名前です。
一般的にみんなが「ワインの名前」と思っている有名なワイン「シャブリ」は、実は産地の名前!!「シャルドネ」はブドウの品種!!
そして、なんと「シャブリ」は「シャルドネ」で作られているんです♪♪(知っている人にとっては当たり前なんだけど、知らない人にこれを言うとビックリされることが多い)
シャルドネ ≠ シャブリ
シャブリ = シャルドネ
※シャルドネはブドウの品種の名前なので、世界中で栽培されています。全てのシャルドネはシャブリではない。一方、シャブリ地区で作られるワインで「シャブリ」とラベルに書かれているものは、品種はシャルドネだけって決まっているので、全てのシャブリはシャルドネなのです!
もう混乱しそうなので、ポテチの時と同じように実際のラベルを見て確認していきましょう!
簡単にわかる!ワインのラベル
ワインのラベルに書かれているものは、基本的には以下のどれかに分類されるということはわかりましたね!
1)会社名(生産者)
2)商品名
3)ブドウの品種
4)ブドウの産地
5)収穫年
6)製法
7)キャッチコピー
それでは、実際のラベルを見て確認していきましょう〜♪♪
ちなみに、今更ですが!ワインのラベルは、本当は「ラベル」とは言わずに
エチケットと言います。でも今は誰にでもわかるように「ラベル」と呼びます。
実際のワインのラベルで確認!
まずは簡単なカリフォルニアのワインから♡
ワインはやはりフランスが一番有名ですが、それ故こだわりが強いので決まりがたくさんあって面倒なので、わかりやすくカリフォルニアワインから!
こちらはカリフォルニアで人気の「ラクレマ 」というワイン!
ラベルは!めちゃ簡単です。
LA CREMA ラ・クレマ
SONOMA COAST ソノマコースト
2012
PINOT NOIR ピノ・ノワール
「ラ・クレマ」は生産者(ワイナリー)の名前。
「ソノマコースト」というのはカリフォルニアで有名なワインの産地です。
「2012」は言わずもがな、収穫年。
「ピノ・ノワール」は、赤ワインの品種です。一言で表すと、濃縮、上品、ベリー系の果実味。がっつり系ステーキよりも鴨肉や子羊ローストにおすすめ。
「ラ・クレマ」は、生産者なので同じ名前の別のワインもたくさんあります。
こちらは、2012 CHRDONNAY と書いてあります。
同じ生産者ラクレマ 、同じソノマコーストの「シャルドネ」で作ったワイン。
「シャルドネ」は、白ワインの品種で、柑橘っぽいすっきりした酸味の辛口のことが多いですが、産地の影響をもろに受ける品種です。(産地によって味わいがかなり違う)
チキンや白身魚のクリーム煮などに合います。
同じ「ラクレマ 」からもう一つ紹介〜
(美味しいワインとは思いますが…別にラクレマ の回し者ではありません。笑)
MONTERY という新たな単語が出てきました。
ここまで来ると察しがつくと思いますが、これは「モントレーという産地」です。
同じ生産者が別の地域に畑を持っていたり、別の地域からブドウを仕入れてワインを作ったりすることもあります。
ここまでは、簡単ですね。
カルビー
北海道産
2020 馬鈴薯
みたいな感じです。
カリフォルニアのワインで紹介しましたが、アメリカやオーストラリア、ニュージーランドなんかも大体この方式のラベルで、ブドウの品種が書かれていることが多く分かりやすいと思います。
それでは…本当は面倒臭くて説明したくない「フランス」のラベルを見てみましょう!
構造は一緒なんですけど、まずフランス語で書かれていること。
それと、フランスではラベルに品種は書かれていないことが多いのです。
なんでラベルに品種が書かれていないかと言うと、フランスでは細かく「〇〇地域を名乗れるのは、品種は〇〇を使っている時だけ!」って決まっているんです。
先ほど説明した「シャブリはシャルドネですよ!」と言うのも決まりごと。シャブリ地方で別の品種でワインを作ったとしても、そのラベルには「シャブリ」と書いてはいけないのです!!だから、品種を書くまでもなく、シャブリと書いてあればシャルドネだ。って分かる訳。
この決まりAOCやAOP(日本語では原産地呼称)とか言うんですが、実は産地ごとにすっごく細かく決められているので、覚えるのはほぼ不可能。(それを覚えるのがソムリエ試験なんですけど)
なので、今回は本当に基本の2地域だけ紹介します。
ブルゴーニュとボルドーです。
ここはフランスワインの2大産地です。
先ほどから出てきている「シャブリ」はブルゴーニュの中の地域の名前なのです。
ラベルに「ブルゴーニュ」と書いて良い品種は
赤ワイン=ピノ・ノワール、ガメイ
白ワイン=シャルドネ、アリゴテ
のみと決まっています。
ピノ・ノワールとシャルドネは、カリフォルニアでも出てきましたね。代表的なブドウの品種ですよ!
ブルゴーニュの白ワインを見てみましょう♪
こちらは「ルイ・ラトゥール」
いきなり文字文字しちゃってますね!カリフォルニアとはだいぶ違う…
VIN DE BOURGOGNE ブルゴーニュのワイン
Bourgogne ブルゴーニュ
CHARDONNAY シャルドネ
APPELLATION BOURGOGNE CONTROLEE
アペラシオン ブルゴーニュ コントロレ
Louis Latour ルイ・ラトゥール
順番に、
VIN DE BOURGOGNE は「ブルゴーニュのワインですよ!」というキャッチフレーズ。
ブルゴーニュ=産地
シャルドネ=品種
その次に急に長い「APPELLATION~なんちゃら」って出てきましたね。
これが、先述した産地呼称制度、これが書いてあるものは、制度に乗っ取って「ブルゴーニュとラベルに書いてもよいです」と品質が保証されたものという意味なんです。
ルイ・ラトゥール=生産者
下の方の小さな文字は、瓶詰めをした場所、フランス産であることなどが書かれています。(ここは無視して平気!)
なお、産地と品種同様に大切はずの「収穫年」は、大きなラベルには書いてなくて、瓶の口の方の小さなラベルの方に書かれています。
こちらは、同じルイ・ラトゥールのシャブリ
ラベルは…
GRAND VIN DE BOURGOGNE 偉大なブルゴーニュのワイン
Chablis シャブリ
LA CHANFLEURE ラ・シャンフルール
APPELLATION CHABLIS CONTROLEE アペラシオン〜
Loui Latour ルイ・ラトゥール
GRAND VIN DE BOURGOGNE 先ほどのブルゴーニュのワイン(VIN DE BOURGOGNE)にGRAND がプラスされています。グランは大きなと言う意味ですが、ここでは「ブルゴーニュの偉大なワイン」という意味。
シャブリ=産地
ラ・シャンフルール=これは、商品名なんです。このワインの!
アペラシオンなんちゃらが出てきましたね。お墨付きと言う訳です。
ルイ・ラトゥール=生産者名です。
クイズ
そして、これはシャブリなので、使っているブドウの品種は100%?
なんでしょう?
答えがわからない人はもう一度ワインのとこら辺から読み直してみてね(^-^)
では、ブルゴーニュの赤ワインを紹介します。
いきなりラベルから!!
LABOURE-ROI ラブレ・ロワ
(MAISON FONDEE EN 1832)1832年設立
GEVERY-CHAMBERTIN ジュヴレ・シャンベルタン
APPELLATION GEVERY-CHAMBERTIN CONTOREE アペラシオン〜
だんだん、わかって来ましたか?
ラブレ・ロワ=生産者名
ジュヴレ・シャンベルタン=産地
アペラシオン〜=お墨付き
ジュヴレ・シャンベルタンは、ブルゴーニュ地方の中にある地区の名前です。東京都の港区みたいな。
ジュヴレ・シャンベルタン
このワインの品種は分かりますか?
これも決まっているんです。ジュヴレ・シャンベルタンは、ピノ・ノワール!!
「ジュヴレ・シャンベルタン」は地区の名前ですが、シャブリと同じようにワインの名前のように使われています。
こちらは、別の会社のジュヴレ・シャンベルタン。
LOUIS JADOT = 生産者名ですね。「ルイ・ジャド」と読みます。
1859設立
ジュヴレ・シャンベルタン
アペラシオン〜
ルイ・ジャド
そして品種はー?ピノ・ノワール
上品なお肉料理に合う美味しいワインです♡
では、最後に取っておいた難解な「ボルドー」のワインを紹介します。
ブルゴーニュのワインは、赤=ピノ・ノワール、白=シャルドネで、一つの品種を使ってワインを作っているのに対して、ボルドーのワインはブレンドされていることが多いのです。
良い畑の良いブドウの品種を様々な割合でブレンドして、ブレンド具合によって美味しいワインを作り出しているのが「ボルドー」です。
なので、ボルドーのワインは品種は〇〇とズバっと言えない更にややこしいワインに仕上がっています(笑)よく「〇〇主体」なんていう言い方をします。
ボルドーの高いけど美味しくて可愛い赤ワイン♡
ハートの「カロンセギュール」です。
CHATEAU シャトー
Calon Segur カロンセギュール
SAINT-ESTEPHE サンテステフ
2016
GRAND CRU CLASSE EN 1855
グランクリュ クラッセ 1855
ブルゴーニュワインでラベルの読み方がせっかく分かって来たのに、また若干ちがいます。
ボルドーではシャトーと書いてあることが多くて、これは生産者(ワイナリー)のことです。「シャトー・カロンセギュール」=生産者名です。
このラベルには、アペラシオンなんちゃらが書かれていません!お墨付きはもらってないのか?と言うと、そうではありません。
実は「サンテステフ」は村の名前で、この名が書かれているということ自体が、もう原産地呼称のお墨付きを得ているということなのです!!ややこしいでしょー?
サンテステフはボルドーの中でも有名なワインの産地の一つなのです。
そして、一番下のグランクリュ クラッセ1855は、アペラシオンなんちゃらとは別のお墨付きの印です。1855年にボルドーの中でもメドックと言う地区のワインの等級を決めたのです。
その時に「シャトー・カロンセギュール」は3級に格付けされました。1級〜5級までが「グランクリュ クラッセ」と言います。
ボルドー地方>メドック地区>サンテステフ村
そして大事なブドウ品種ですが、この地区のワインは、カベルネ・ソーヴィニヨン主体で、その他に、メルローとプテイヴェルドという品種がブレンドされています。
カロンセギュールは、ラベルがハート♡マークで由緒あるワインなので、プレゼントにも最適です♪♪
(私も欲しい♡誰かー!)
次は、お手頃価格で人気のボルドーの赤ワイン「ムートン・カデ」
MOUTON CADET ムートン・カデ
BARON PHILIPPE DE ROTHSCHILD
バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド
BORDEAUX ボルドー
APPELLATION BORDEAUX CONTROLEE
アペラシオン・ボルドー・コントロレ
こちらは比較的分かりやすいですね。
ムートン・カデ=商品名です。この一つの商品名というよりは、ブランド名です。ムートン・カデの中でも色々な種類が発売されています。
バロンフィリップ〜=生産者名
バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドはメドックの一級に格付けされている「シャトームートンロートシルト(ロスチャイルド)」を所有する世界でも有数のワインメーカーなのです。バロンとは男爵という意味で(芋じゃないですよ!笑)フィリップ・ド・ロスチャイルド男爵という人が作った会社なのです。
ボルドー=これは言わずもがなですね。
このワインは収穫年は書いてありません。これは、大量生産する比較的お手頃なテーブルワインに多く、品質を安定させるために複数年のブドウをブレンドして作っているからなのです。
(天候不順などによりブドウの出来が悪くなってしまうとその年のワインが作れなくなってしまうから)
品種は、こちらもブレンドです。
メルロー主体で、その他にカベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランという品種がブレンドされています。
ふ〜簡単にワインのラベルの見方を解説しようと思って書いた記事なのに、思いの外長くなってしまいました。やはり分かりにくい!笑
以下はフランスの銘醸地のワインセットです♪
実際にワインを飲みながらラベルを見て勉強してみるのもいいかもでーす(^-^)
総額22,286円がセットで買うと
→8,008円(税込)に!
なんと、一本あたり668円で、めっちゃお買い得です。
ラベルを見ながら、そして香りは、味は、どうとか、こうとか、ワインって実は色々楽しめます。