みなさま、こんにちは!元CAのバンビです。
もともと海外旅行の「楽しい!」や「美味しい!」や「素敵♡」をみなさまにお届けしようと思って始めたこのブログですが、コロナ禍で海外にも行けなくて、すっかりブログからも遠のいてしまっていました。
そんな中、本日は…
なんと!
1時間だけフランスに行ってきましたー!(笑)
ので、その様子と感想をレポートしちゃいます♡♡♡
やっぱり私って、フランスが好きみたいです。
今回のツアーは終わってからも、ぜひブログで紹介したいと思うほどテンション上がりまくりなので、今、コロナ禍で海外に行きたくても行けないみなさま、どうぞ私の方法もお試しくださいませ。
では早速お届けしちゃいますね♪♪
ヴェルサイユ宮殿のオンラインツアーの様子
今回訪れたのはパリから約20kmほど南西にある、フランス革命以前、時の王様ルイ14世の時代に建築され、1979年に世界文化遺産に登録されたヴェルサイユ宮殿。
門からお庭から建物からお部屋の細部の装飾に至る、何から何までが全て宝石のよう。
しかも、今日は特別に貸切ー!
※注)今回のツアー中の写真撮影は禁止されていたので、写真は別の時のものです。
(この後、文中に出てくる写真も全てツアーの写真ではありませんので、その点は、ご了承ください)
さらに今回のツアーガイドさんは、なんと!パリに住む、あの辻仁成さんなのです。
もちろんみなさま知っているだろうけど、そう言えば肩書きは何なんだろう?
と思ってwikipediaを見たら…
日本の作家、ミュージシャン、映画監督、演出家。所属事務所はタイタン。
ですって!
幅広くご活躍されているのですね〜(^-^)
最後の所属事務所は「タイタン」ってのが驚き!爆笑問題の太田さんの奥さんがやっている事務所ですよね?本日一番の不思議でした。
ガイドさんは、辻さんの他にもう一人。
特別ゲストのフランス人のカトリーヌさんが、ヴェルサイユ宮殿にまつわる歴史や調度品、美術品などについて詳しく紹介してくれました。
カトリーヌさんは、なんと日本語がベラベラなことに加え、表現もとてもユニーク。
辻さんとカトリーヌさんの掛け合いがとても面白くて、臨場感溢れるツアーでした。
今回のツアーでは、入口から階段を上がった先の「ヘラクレスの間」から「鏡の間」を通り「マリーアントワネット」の寝室までの8部屋?(9部屋かも)を1時間で駆け抜けて行きます!
ヘラクレスの間
まずは、ヘラクレスの間。
高くて広い天井一面に描かれた天井画。
当時のフランス人は、イタリアのフレスコ画に憧れて「もっと凄いものを作ろう!」とこの天井画を描いたそうです。
絵の下の方、壁との境目は彫刻のようにも見えます。
高い位置にある絵なので、下から彫刻のように見えるように計算して描いたそうです。
(若干だまし絵的な…)
ヘラクレスの間は広くて天井が盛り上がっているので、天井画自体は321㎡あります。
辻さんが真ん中に立って、声がとても響くと仰っていました。
ここでは、王様と貴族の方達は毎晩楽しくパーティをしていたそうです。
壁も当時のイタリアを真似して大理石を全面に用いています。
アポロンの間
カトリーヌさんのプチ情報★
ルイ16世は寒がりだったので、大理石を好まなかったそうです♪
大理石は触ると冷たいですものね。
こちらの部屋の壁は大理石ではなく、布でカバーされています。
色も暖かいワインレッド♡
ルイ16世は寒がり屋さん!
はい!ここテストに出ますよ(うそ)
ここでも毎晩楽しい宴会が繰り広げられていたそうです。
王様は貴族をヴェルサイユ宮殿の近くに住まわせ、毎晩宮殿に招いていました。
王様は毎日楽しくパーティをして過ごしていた!
訳ではなくて、カトリーヌさん曰く、王様の権力の誇示の意味もありましたが、貴族にお金をたくさん使わせて、それ以上権力を持たせないようにする。
言わば、日本の参勤交代のようなシステムだったそうです〜。
メリキュールの間
かつてルイ14世の寝室として使用されていたお部屋。
実際には、このベッドで寝ていたわけではなく、右の絵の額縁の右下に扉があって、そこから裏の王様の本物の寝室に繋がっていたそうです。
ルイ14世が亡くなった時には、こちらのベッドに遺体を安置して1週間ミサが行われ、一般に公開されました。昔から現在に至るまで、権力者が亡くなると遺体を公開するのは良くあることのようです。
この絵の額縁の右下。
よく見ると黒く扉の線があるのが分かります。
鏡の間
いよいよ、鏡の間へ!
「豪華絢爛」という言葉は、私はあまり好きじゃないんですけど…
もうなんか煌びやか(きらびやか)過ぎて、それ以外の言葉が思い浮かばない。
息を呑むような美しさです。
シャンデリアーから、天井画から、壁に組み込まれた鏡の一枚一枚。
そして、極め付けは鏡の間から見る、ルイ14世のおかかえ造園家ノートルが手がけた庭園と運河です。ノートルは遠近法とシンメトリーを上手く使って、運河が宮殿のどの階からも美しく見えるように作ったそうです。
運河には空が反射して天空に浮かんでいるかのようにも見えます。
鏡の間の天井画は、王朝の繁栄の歴史が描かれています。
そして、そこにはなんと!日本の「あるもの」が描かれているのです。
それは江戸時代に徳川家からフランスブルボン家に贈られた鎧兜(よろいかぶと)。
ルイ14世は、この時代に日本とも交流があったことを自慢するために、日本からの贈り物を天井画にしたためたそうです。
すみません。日本からの鎧兜の絵の写真はなかったのですが、別の国からの甲冑の贈り物だと思われるの写真を見つけました。
日本の鎧兜も、正にこんな感じで描かれていて、鏡の間の奥の右側にあります。
王様の寝室
王様の寝室は現在工事中で、壁や装飾を専門のスタッフたちが修復している現場に遭遇!!
修復は一筆一筆塗り直したところに、さらに金箔をピンセットみたいなもので貼っていくという気の遠くなるような作業。
王様のベッドの上のこのフサフサしたものは、ダチョウの羽。ダチョウの羽は長さが同じなので、平等の象徴とされているそうです。
こんなにキラキラしていて贅の限りを尽くして…平等とは?って感じですけど。
カトリーヌさんのプチ情報★
ルイ14世は、頭の毛が薄かったのでカツラを使っていたそうです。
そして、15世は髪の毛はたくさんあったのですが、(おしゃれで?)白髪染めをしていたそうです。
白髪染めと言っても、白髪を黒く染めるのではなくて黒髪を白髪に染める方です。
それで、その白髪染めには小麦粉を使っていたので、当時の庶民から
「小麦粉を使うなんて贅沢だ!」
となって→
後のフランス革命のパンの大行進に繋がる訳です。
パンや穀物の高騰から、庶民たちがヴェルサイユ宮殿へ押しかけてきます。
「自分達だけ贅沢してずるいぞー!パンを寄越せー!」と。
それを聞いたマリーアントワネットは、民衆に向かって「パンがないならお菓子を食べればよいわ」と言ったとか、言わなかったとか。
マリーアントワネットの部屋
そうそう、駆け足でここまで来ましたが、当時は一般市民の人たちもヴェルサイユ宮殿に入って王様たちの生活を見ることができたんですって。
ここでカトリーヌさんが辻さんに「今の辻さんだったら宮殿に入ることができますよ」と言います。
辻さんは帽子をかぶっていました。
帽子をかぶって綺麗な格好をしていれば、普通の人たちも宮殿を見学して王様に会うことができたそうです。
ただ、寝室まで一般の人たちが入ってくるなんて、プライベートも何もあったもんじゃありません。
マリーアントワネットは、このベッドで一般市民の見ている目の前で王子を出産したそうです。後から、本当に王子なのか?とか疑われないためにも当時としては、当たり前のことだったのかも知れませんが、人一倍おしゃれなマリーアントワネットにとっては、出産を見られるなんて…
どんな気持ちだったのでしょう。
マリーアントワネットの天蓋にも平等の象徴、ダチョウの羽が!
一旦は、ここからテュイルリー宮殿に逃れたマリーアントワネットでしたが、結局は捕まってしまい、最後はコンシェルジュリに幽閉された後、37歳で処刑されてしまいます。
コンコルド広場でギロチンにかけられる前に死刑執行人の足を踏んでしまった際に言った「ごめんあそばせ、ムッシュー。わざとではありませんのよ」がマリーアントワネットの最期の言葉とされています。
マリーアントワネットのお部屋から、先ほどの鏡の間に戻って、ツアーは終了となりました。
辻さん、カトリーヌさん、どうもありがとうございました!
今回は画面の中だったけど、ライブでつないでいるだけでも臨場感たっぷりだったし、またお二人の掛け合いや貴重なお話が聞けてとても楽しかったです♪
そして、そして、コロナが落ち着いたら、またヴェルサイユ宮殿や大好きなパリに足を運んで、煌びやかな世界をこの目で見て体験できることを楽しみにしています。
たくさんの人たちで賑わうヴェルサイユ宮殿♡(2016年)
私が今回体験した海外オンラインツアーは、ベルトラオンラインアカデミーから申し込めます!
他にも、マウイ島の星空、スペインのプラド美術館、アマゾンのウォーキングツアー、台湾の九份散策などなど!
オンラインツアーってどうなのかな?と半信半疑でしたけど、ものすごく楽しめたし、何よりもテンション上がります。
この楽しみ方は正直、予想していなかったけど、かなり良い(^-^)♪♪
お値段も実際に行くよりもかなりお手頃な3000円ぐらいからツアーがあるので、ぜひぜひ、これからも色んなところに行ってみたいです♡
以上、本日はフランス、ヴェルサイユ宮殿からお送りしました〜♪