皆様、こんにちは!元CAのバンビです。
〜3泊5日パリ弾丸旅行記より〜
今日はパリ中心にある大きな公園「リュクサンブール公園」を紹介します。
パリ2日目(8)リュクサンブール公園
この公園は元々は「リュクサンブール宮殿」の庭園として作られました。
「リュクサンブール宮殿」の建設には一人の女性の生涯が深く関わっています。
By ピーテル・パウル・ルーベンス - Galería online, パブリック・ドメイン, Link
アンリ4世の二番目の妻、後のルイ13世の母となった、王妃マリー・ド・メディシスです。 マリーの父はトスカーナ大公で偉大な権力と財力を持ち、アンリ4世とマリーの結婚は言わば政略結婚でした。
アンリ4世が1610年に暗殺されると、フランス王位を継いだのは、マリーとの間に生まれた、当時わずか8歳だったルイ13世でした。
マリーは摂政として実権を握ろうとしますが、15歳になった実の息子ルイ13世にブロワ城へ幽閉されてしまいます。その後、和解し、マリーは一旦パリに戻ることを許されましたが、結局、後に国外追放されブリュッセルにて67年の生涯に幕を閉じました。
王妃マリーは、アンリ4世亡き後、この地にリュクサンブール宮殿を建設します。
この宮殿は、マリーが幼少を過ごしたイタリア・フィレンツェのピッティ宮殿を模して造ったと言われています。
また、宮殿のすぐ隣には「メディシスの泉」があります。
正面の石盤の中央には、マリー王妃の紋章が彫られています。
波乱万丈の生涯を送った彼女は、このリュクサンブールの美しい庭園を見て心が休まる時があったのでしょうか。 私の目には、憂の泉のように写ります。
現在、公園はフランス元老院の所有で、宮殿は議場として使われています。
宮殿には、一般の人は立ち入る事はできませんが、庭園は「公園」として一般公開されており、パリ市民の憩いの場、また観光地として多くの人々が訪れます。
This photo of Luxembourg Gardens is courtesy of TripAdvisor
園内には↑↑パイプチェアが至る所に置いてあるので、それぞれ移動させ、読書をしたり、お友達同士でおしゃべりをしたり、寝たり...皆が思い思いの寛ぎ方を楽しんでいます。
また100以上の銅像が、様々な場所、様々なスタイルで佇んでいます。これらの銅像は作られた時期も作者も様々。銅像巡りだけでも楽しめます!
1886年にアメリカ独立100周年を記念して、フランスが贈った「ニューヨークの自由の女神」の元となった銅像。こちらは準備段階で作られたものだそうです。
This photo of Luxembourg Gardens is courtesy of TripAdvisor
嘘を付くと手を噛み切られてしまうローマの「真実の口 」の伝説の彫刻。
This photo of Luxembourg Gardens is courtesy of TripAdvisor
カフェやレストランもあり、また子供たちが遊べるような池やポニーに乗れる場所もあり、家族連れも楽しめます♡
イベントも定期的に行われていて、若手のデザイナーによるオブジェの展示やオーケストラの演奏など、運が良ければ見られるかも知れません!
リュクサンブール公園
Le Jardín du Luxembourg
だいたい朝8時〜午後5時くらい
Les actualités et expositions du Jardin du Luxembourg - Sénat
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