更新:2020/03/05 記事執筆:2020/02/29
2020/06/26 - 追記 ★ご注意★
こちらの記事は2020年2月29日に最初に執筆し、その後3月5日に更新していますが、現在の状況とはかなり違います。最新の情報は必ず、ご自身で外務省や旅行会社の公式のサイトで確かめるようにお願いします。
(この頃は、人々はどんな感じだったんだろう?と後から振り返った時に分かるように記録として残しておきます)
皆様、こんにちは!元CAのバンビです(^-^)
今日は真面目な話。
少し前までは中国武漢での話でしたが…あっと言う間に、今や日本でも新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されていて、政府は対策に翻弄しています。
各地でイベントが延期、中止になったり、昨日(2/27)は、安部総理が全国の小中高校の一律休校を要請して、賛否の声が聞かれます。
私も開催予定だったセミナーが中止になったり、明日、明後日の会合(飲み会^-^;)が延期になってしまいました。
「やり過ぎ」という声も聞かれますが、感染拡大を食い止めるためには止むを得ない措置かと思います。とにかく一刻も早くこの事態が収束することを願ってやみません。
ただ、今、私が懸念しているのは…
3月末に予定している海外旅行。
何を呑気なことを!と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、普段から海外旅行の情報を発信しているこのブログの読者の方の中にも、直近に海外旅行を計画している人もいると思います。
そこで今日は、新型コロナによる海外旅行への影響や各国の対応、また、海外旅行での渡航リスクやキャンセルについて、現在わかる範囲でまとめてみました。
新型コロナの影響は?海外旅行は行けるの?
海外旅行を予定されている方にとっては「海外旅行に行けるのかどうか?」は気になることだと思います。(それよりも重要なことあるだろ!って言われそうですが…)
「海外旅行に行けるかどうか?」は、渡航先によっても全く違いますが、基本的には2つのパターンがあります。
◆パターン1
日本政府が国民に対して渡航の自粛(中止)を勧告している地域
「この地域は危険だから行かないでねー」って政府がお願いしいている国や場所
◆パターン2
各国において、日本からの入国制限や入国後の行動制限をしている場合
「いやいや、もう日本は感染地域だからウチの国には来ないでねー。来ても、自由に行動しちゃダメよ」って、各国がお願いしている場合。
これらの地域は、基本的には海外旅行はできません!!
※海外旅行(不要不急)というカテゴリーで考えてますので、仕事でどうしても必要な場合やその地域で必要なお医者様など個々の理由によっても基準が違う場合があります。
新型コロナの影響で日本が渡航を制限している地域
◆パターン1の日本政府がここは危険なので行かないでね!とお願いしている地域には、レベル1〜レベル4まであります。
レベル1:十分注意してください。
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)
「海外旅行」は不要不急ですから、基本的にはレベル2以上の地域へは渡航はやめてください!と政府はお願いしています。
現在(3/5時点)でレベル2以上の地域
・中国全土
・韓国大邱広域市及び慶尚北道清道郡(テグ市/キョンサンポクド・チョンドグン)
・イラン
・イタリア(ロンバルディア州,ヴェネト州,エミリア=ロマーニャ州)
(レベル3)
・中国(湖北省全域、中国浙江省温州市)
・イラン(コム州・テヘラン州・ギーラーン州)
なお、コンゴやその周辺地域は、今回の新型コロナ以前よりエボラ出血熱の発生のためレベル2やレベル1に指定されています。
※ちなみにイタリアでも新型コロナの感染拡大が報道されていますが、2/28現在では渡航に際しては「十分注意してください。」のレベル1となっています。
しかしながら、ロンバルディア州、ヴェネト州、エミリア=ロマーニャ州などのイタリア北部では封鎖されている地域もあり、また日々状況が変化しています。
渡航の際には、最新情報を確認してください。
上記は2/28時点で私が確認した状況です。
最新情報
2020/03/05現在
イタリア(ロンバルディア州,ヴェネト州,エミリア=ロマーニャ州)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(3/1に引き上げ)
イタリア最新情報はこちらから確認できます(外務省海外安全ホームページ)
新型コロナウイルスに関しては、感染者数も状況も日々刻々と変化しています。
最新情報は外務省の海外安全のホームページで確認してください。
※ちょっと分かりにくかったので確認の方法を簡単に載せておきます
↓↓
1)外務省の海外安全のホームページの地図から自分の渡航先を選択(地図でも文字でも大丈夫)
画像引用:外務省 海外安全ホームページ
2)危険地図が出てくる。
ただし今見えている、黄色やオレンジで表示されているのはテロや犯罪などの治安情勢に関する危険情報なので間違えないように!!
「危険情報」で「感染症危険情報」とは別!
新型コロナについては「感染症危険情報」を確認したいので、下の「感染症危険情報表示」を選択する。
3)ブルー系で表示されているのが「感染症危険情報」の地域。イタリアはまだレベル1なので色が薄い。(危険になるにつれて色が濃くなる)
更に詳しい情報を見たい場合は、地図の中をクリックする。
4)下の方までスクロールしていくと項目が出てくるので詳細が見られますので、渡航の際には必ず最新情報を確認するようにしてくださいね(^-^)
画像引用:外務省 海外安全ホームページ
新型コロナの影響で日本からの入国を制限している国
続いて◆パターン2の日本は危険なのでウチの国には来ないでね!と言って、入国を制限している地域。
2020/03/03 追記:
[ロイター] - 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は2日、新型コロナウイルスの感染拡大についてWHOは韓国、イタリア、イラン、日本の情勢を最も懸念していると述べた。
日本(感染国)からの渡航者を入国制限している国は更に増えてます。(3月3日現在)
入国制限: インド, モンゴル, ネパール, キリバス, クック諸島, サモア, ソロモン諸島, ツバル, バヌアツ, 仏領ポリネシア, マーシャル, ミクロネシア, トリニダード・トバゴ, キルギス, トルクメニスタン, ジブラルタル, イスラエル, イラク, クウェート, サウジアラビア, バーレーン, コモロ
入国後行動制限:インド・ケララ州, タイ, 台湾, 中国, ネパール, ブータン, ベトナム, 香港, ミャンマー, ラオス, カナダ8州, カナダ・マニトバ州, コロンビア, セントビンセント, セントルシア, チリ, パナマ, パラグアイ, ベネズエラ, アゼルバイジャン, カザフスタン, キプロス, クロアチア, ジョージア, タジキスタン, マルタ, ラトビア, ロシア・サハリン州, イスラエル, オマーン, トルコ, バーレーン, パレスチナ, ヨルダン, ケニア, チュニジア, ウガンダ, シエラレオネ, スーダン, ナイジェリア, ベナン, リベリア
日本は、もはや感染が拡大している危険な地域と見ている国もいっぱいあります。
そして、日本からの入国を制限している国は日々増えています。
現在(2/28時点)で日本からの入国拒否or入国制限している地域
ミクロネシア、サモア、キリバス、ツバル、ソロモン諸島、コモロ、イスラエル、イラク、クウェート、サウジアラビア、モンゴル
現在(2/27時点)で日本からの入国後の行動を制限している地域
(入国後、14日間の自宅待機や隔離施設など)
カザフスタン、リベリア、インド・ケララ州、タイ、オマーン、英領ジブラルタル、台湾、マルタ、セントビンセント、セントルシア、中国、トルクメニスタン、キルギス、仏領ポリネシア、シエラレオネ
こちらも日々状況は変わるので、最新情報は外務省・海外安全ホームページでご確認ください。
※https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
また、詳しい情報は、渡航先の在日大使館、領事館のホームページなどでも確認できます。在日大使館・領事館の一覧
海外旅行( 海外への渡航)のリスクは?
政府が渡航を制限している地域や、各国が日本からの入国を拒否したり制限している地域については前述した通りですが、新型コロナウイルスは、いまや世界中で感染が拡大しています。
今は「安全」とされている地域も、いつ「危険」な地域になるか分からないことに加え、日本国内での感染が広がるにつれて、今後は日本からの入国を制限する地域が増えることが容易に予想されます。
その上で、今後の海外旅行のリスクとして以下のようなことが考えられます。
直近で海外旅行をする際のリスク
・渡航したのに入国できずにそのまま引き返す。
・渡航したのに入国後に14日間どこかに隔離される。(ダイヤモンド・プリンセス号の逆バージョンが渡航先で起こる可能性もある)
・渡航先で自分が新型コロナを発症して隔離される。
・渡航先でコロナが流行してしまい、日本に帰国できなくなる。
などなど。リスクを挙げればキリがありません。
また、入国制限ではないですが、各国の中国人や日本人などのアジア人に対するいわれなき差別の話もよく耳にします。
さらに今後、自分が新型コロナウイルスを発症する可能性も否定できません。その場合は議論の余地なく、海外旅行には行けませんよね。
新型コロナ関連で海外旅行キャンセルの場合
と言う訳で、私も3月末に海外旅行を控えているのですが(しかも複数ヵ国に行く予定)まだ1ヶ月ほど期間があるので様子を見ている段階ですが、キャンセルの可能性が日に日に高まっている感じ…
そこでキャンセルについていも少し調べてみました。
各旅行会社の対応や飛行機の運航状況
新型コロナウイルス関連でキャンセルが発生した場合のキャンセル料の取り扱いは、航空会社、旅行会社ともに各社対応が分かれています。
2020/03/03 追記:
ANA、JALの国際線全路線で3月19日搭乗分まで手数料なしでキャンセル・変更ができる特別対応をすると発表しました。
Yahoo!ニュース
危険地域に指定され、飛行機の運行を取りやめた場合や、旅行会社のツアーを中止した場合などは、キャンセル料などは掛からず払い戻しされることが殆どです。
しかし、旅行者の病気や旅行者の判断によるキャンセルの場合は、規定のキャンセル料や手数料がかかることが記載されている会社が多いようです。
会社によってはコロナ関連でのキャンセル料を補償しているところもあるようなので、詳細は各社のホームページで確認してみてください。
また、飛行機の運航状況も日々変わっていますので、最新の情報は各社のホームページで確認しましょう。
キャンセル料が戻ってくるチケットガード保険とは?
私が今回の海外旅行で利用している旅行会社エアトリ では、チケットガード保険や旅行キャンセル保険と言った、万が一の旅行キャンセルの際に費用が補償される保険が用意されています。
新型コロナウイルスが拡大するにつれて、こちらの保険に加入する人が増えているそうです。(条件に当てはまれば、後からでも加入できます)
これらの保険は、自分や家族が病気になった場合にもキャンセル料が補償されますが、必ずしも全ての場合に補償される訳ではないので、申し込む前に「重要事項説明書」はきちんと読んでおきましょう。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐには?
兎にも角にも、手洗いうがいを!
それに、よく食べてよく寝て、適度な運動をして免疫力を付けていきましょう(^-^)
感染の拡大を防ぐためには、個人個人が感染のリスクを減らして行くことが重要です。
以上、本日は、
新型コロナウイルスによる、海外旅行への影響や各国の対応、渡航リスクや入国制限についての【まとめ】
をお送りしました〜!
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参考:
新型コロナウイルスの感染拡大で問い合わせが急増するチケットガード保険と旅行キャンセル保険|@DIME アットダイム
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