皆様、こんにちは!元CAのバンビです♪♪
記事内では「ノートルダム大聖堂」についても紹介しています。
「ノートルダム大聖堂」は、皆様ご存知のように2019年4月16日に火災に見舞われ一部が焼失したニュースは世界中に衝撃を与えました。*1
その後、火災から約5年間の再建工事を経て、2024年12月8日に一般公開を再開しました。本記事では、2025年現在の様子やシステム化されたオンライン予約についても紹介します。
シテ島の主な見どころ
- ノートルダム大聖堂
- サントシャペル教会
- コンシェルジュリ
- ポンヌフ橋
- ヴェール・ギャラン広場
- おしゃれカフェ巡り
なお、このブログは元国際線CAのバンビによる、個人の旅行記となっております。
全体をご覧になりたい場合は「パリ3泊5日の弾丸旅行記 〜もくじ〜」へアクセスください(^-^)
パリ3日目 ★元CAオススメ「シテ島」散策プラン「シテ♡散歩」
シテ島とは?
シテ島とは、パリの中心を東西に流れるセーヌ川に浮かぶ中州のことで、さらに小さなサンルイ島と隣り合っています。歴史は古く紀元前に遡り、パリの名前の由来となったパリシイ族(Parisii)がこの地に住み着いたことから
「パリ発祥の地」と言われています。
歴史が少し苦手なので、かなり端折って(紀元前から18世紀にワープ!)かの有名なマリーアントワネットが幽閉された地でもあります。
観光の所要時間は?
「シテ島」の一般的な所要時間としては、おすすめは2〜3時間です!
小さな島なので端から端まで歩いても30分かからないくらいです。
ただ、小さな島と言えども見どころはたくさんあるので、時間を掛けてじっくり楽しみたい方は、一日中いても楽しめます!
時間があればセーヌ川ほとりでゆっくり読書をしたり、カフェで寛いだり、中世の街並みが残る、隣のサンルイ島まで足を運んでみるのも良いですね!
暖かい日には、シテ島の先端のヴェール・ギャラン広場でピクニック(酒盛り?)している人も良く見かけます。
弾丸で周りたい場合は何分必要?
私たちが今回の弾丸旅行でまわったのは上記の点線のルートで、徒歩での移動時間は約20分です。
この後に紹介する、各見どころ「ノートルダム大聖堂」や「サントシャペル教会」などの所要時間をプラスして考えてください。
ただし、有名な観光地なので入場するのに長時間ならぶことも多いです。
弾丸旅行の場合は、オプショナルツアーや事前予約を利用して、時間を有効活用しましょう!
[PR] シテ島のオプショナルツアーはこちら [KKday]
シテ島へのおすすめの行き方
パリの中心地にあるので、どこからでもメトロやRER(高速鉄道)で簡単に行けます!メトロとRERの駅は下の3カ所です。
1.Pont Neuf(ポンヌフ)駅←メトロ7番
2.Citè(シテ)駅←メトロ4番
3.Saint-Michel(サンミッシェル)駅←メトロ4番, RERのB線,RERのC線
一番近い(と言うか中にある)のは2番のシテ駅ですが、おすすめは断然1番のポン=ヌフか3番のサンミッシェル。
なぜ、おすすめかと言うと、2番のシテ駅はメトロで地下を通って行くので「島」に来ている感がイマイチないんです!(笑)
CA時代新人の頃、先輩に連れられて、初めてノートルダム大聖堂に行った時です。
メトロで行って→シテ駅で降りて→ノートルダム大聖堂を見て→近くでご飯を食べて→またシテ駅からメトロに乗って→ホテルに帰ったため、私にはそこが島だと言う認識がまったくありませんでした^^;
やっぱり島には橋を渡って行くべきなんです!
(※新人時代の勉強不足は否めませんが…)
とは言え、この3つの駅さえ、ぜんぶ歩いても10分圏内ですので「ここは島である」という認識さえあれば、ホテルや乗車地から近いメトロの路線で決めても、もちろん大丈夫です!
サンミッシェル駅はRERのB線とC線にも直結してます。RERの場合はSaint-Michel-Notre-Dame(サンミッシェルノートルダム)という長〜い駅名ですのでお間違えなく。
ちなみに、今回の旅行ではサンジェルマン・デ・プレに宿泊していたので、サンジェルマン・デ・プレの中心地からドフィーヌ通りを通って、ポンヌフ橋を渡って徒歩で行きました。(徒歩でも15分くらいです)
シテ島の主な見どころとおすすめ
1.pont-neuf「ポン=ヌフ」
「新しい橋(新橋)」という意味のパリ最古の橋です。歴史は17世紀に遡り、ブルボン家のアンリ4世の時代に建設され、パリの人々に長い間愛されています。
パリ左岸と右岸から二つの橋がシテ島で合流して一つの「ポン=ヌフ」という橋になっています。橋の真ん中(シテ島の中)にはアンリ4世の銅像が建っており、周りには恋人たちが
永遠の愛❤︎を誓い合うために南京錠をくくり付けるフェンスが張り巡らされています。(※2025年現在は、フェンスに強化ガラスに付けられていて南京錠ができないような仕様になっています)
★ポンヌフ橋(PONT-NEUF)★
所要時間:約5~10分
橋なので基本的には24時間見学可能ですが、夜間は人通りも少なくホームレスの人たちも居て治安は悪くなりますから、気をつけて下さい。夜間はオススメしません!
ポンヌフに初めて行った時にびっくりしたのですが、橋というよりも公園みたいな感じで、パリジェンヌたちがワイン、チーズ、バゲットを持ち寄り、地べた(橋の上)に座って昼間からパーティをしているのです!
もし、旅行中にゆっくりする時間があれば、ぜひパリジェンヌ気分を味わってみてはいかがでしょうか?
また賛否両論ありますが、恋人同士で行って南京錠で永遠の愛を誓い合うのも(私は)アリと思います♪
(注:2025年現在は強化ガラスが付けられていて、南京錠ができない仕様です。↓画像は2017年のもの)
一応、ここに2人で南京錠をつけて、鍵はセーヌ川に放り込むのがしきたり?だそうです。が、放り込むのは気がひけるので仲良く持って帰りましょう!
今思いついてしまいましたが、鍵は持って帰って、またいつか2人で来た時に錠を探して一緒に開錠するとか、もっとロマンチックじゃない?!
南京錠は近くで行商人が1~3ユーロぐらいで販売していますが正規の方たちではないです。街中の至る所にあるお土産やさんでも売っているので、行商人とのやり取りで不安を感じる場合は予めGETしておくのが安心です。
南京錠の賛否両論は↓↓こちらの記事で!必ずしもみんなが良いことだと思っている訳ではないので、観光地だからと言ってやりすぎないように気をつけましょう!
2.コンシェルジュリ
Photo by flickr
元々は宮殿として建設され、フィリップ4世らが使用していましたが、14世紀にヴァンセンヌ城に宮殿が移ると、こちらは牢獄として使用されるようになりました。
18世紀、フランス革命後の恐怖政治下においては多くの貴族や王族が収容されました。マリーアントワネットもその一人です。牢獄に行くと必ず死刑(ギロチンの刑)になるので「ギロチン控えの間」とも呼ばれていました。
現在は牢獄資料館のようになっていて、当時の牢獄の様子が再現されています。
★コンシェルジュリ(Conciergerie)★
開館時間:9:30 ~ 18:00
(閉館の30分前17:30までに入館)
休館日:5/1, 12/25
入場料:大人 13€ (18才以下は無料)
サントシャペルとの共通チケット25€(18才以下は無料)
所要時間:40分(説明をきちんと読んで順路で進みたい場合は1時間)
■ コンシェルジュリの公式サイトからの予約
※日時を選んで予約することができます。(ただしフランス語💦)
→ コンシェルジュリのみの予約はこちら
→ サントシャペルとの共通チケットはこちら
■ 日本語で予約できるサイト
→ コンシェルジュリ入場券を予約 [KKday]
「コンシェルジュリ」は見るところが実はたくさんあるのですが…
おすすめはなんと言っても、マリーアントワネットの幽閉されていた牢獄。
一歩足を踏み入れた瞬間「ドーーーーーンッ!」って重苦しい空気が肩にのし掛かって来て、一気に18世紀に引き戻されたみたいになって、暫くそこから動けなくなる雰囲気です。(当方、霊感ゼロですが…)
他にも当時の監獄が階級ごとに再現されています。囚人にも階級があったのです。
リッチな囚人はちょっと豪華な牢屋。マリーアントワネットは、ちょーリッチな囚人なので我が家のリビングの3倍の豪華アンティーク家具付き牢獄(笑)
ゴージャスな盛り髪&超おしゃれな「ファッションリーダー」的存在だったマリーアントワネットにとっては、牢獄生活は屈辱的なものだったでしょう。一夜にして髪が白髪だらけになってしまったなんて言うエピソードもありますね。
最期まで無実を訴えていたマリーアントワネット。妹エリザベートに送った遺書には「犯罪者にとって処刑は恥ずべきものだが、無実の罪で断頭台に送られるのならば、恥ずべきものではない」と書き残しています。
最期まで気高いマリーアントワネット。コンコルド広場でギロチン公開処刑される際の最期の言葉は、死刑執行人の足を踏んでしまったことに対して「ごめんあそばせ、ムッシュ。わざとではありあせんのよ」だとされています。
3.サントシャペル教会⛪️
サンルイ(ルイ9世)が13世紀に、自分が収集した聖遺物、例えばキリストの十字架の欠片や荊冠(イエスのいばらの冠)などを収めるために作らせた教会です。このサンルイ(王様)信心深く、また芸術にも造詣が深く、莫大なお金を払って聖遺物を収集し、これまた莫大なお金を払ってこの教会を建てたのです。
パリのセーヌ河岸周辺の文化遺産としてユネスコの世界遺産に登録されています。
天井まで伸びる約6mのステンドグラスが壁一面を覆う礼拝堂は、世界一美しいステンドグラス教会と言われています。
フランス革命中は穀物倉庫、革命後は行政の倉庫として使われていました。そのため、ステンドグラスの窓は巨大な整理棚で覆われていて、この美しい存在は忘れ去られていたそうです。
しかし、そのお陰か、長年の歴史による損傷をほとんど受けず、ステンドグラスは13世紀のものが、ほぼそのまま残されています。
★サントシャペル教会(Saint-Chapel)★
開館時間:(10月~3月)9:00 ~ 17:00
(4月~9月)9:00 ~ 19:00
(閉館の30分前までに入館)
休館日:1/1, 5/1, 12/25
入場料 2025年6月2日〜2025年9月30日
大人 19€ (18才以下は無料)/水曜日のみ13€
2025年10月1日〜2026年3月31日
大人 13€ (18才以下は無料)
コンシェルジュリとの共通チケット25€(18才以下は無料)
所要時間:20~30分
■ サントシャペル公式サイトからの予約
※日時を選んで予約することができます。(英語orフランス語)
■ 日本語で予約できるサイト
→ サントシャペル入場券を予約 [KKday]
ステンドグラスが圧巻です!
パリで一番、いや世界で一番ステンドグラスが美しい教会です。
余りの美しさに形容する言葉が思いつかないのです。
質素な石の外観からは想像がつかないのですが、一階から入場し、狭い石の階段を上りきると、突然別世界が目に飛び込んできます。
ぐるっと周囲一面、高い天井まで届くステンドグラスに囲まれ、まるで自分が万華鏡の中に迷い込んだかのような錯覚に陥ります。差し込む外の光は時間とともに変化して行き、一日中ここにいても良いとさえ思ってしまう。
↓↓サントシャペル詳細はこちら
4.カフェ Les Deux Palais
散策中に小腹が空いたら、コンシェルジュリの目の前にあるカフェ「Les Deux Palais」がおすすめ。
所狭しと並べられた丸テーブルのオープンテラスはいかにもパリっぽく、多くの人で賑わっています。カフェと言えども、サンドイッチやオムレツなどの軽食から、ステーキなどのガッツリ系肉料理もあります。
お値段はパリの一般的な物価と同じくらいです(決して安くない...)
日本語のメニューもあり、またギャルソンも日本人観光客慣れしているのか、カタコトの日本語が話せたりしてサービス精神旺盛です!
Photo by LES DEUX PALAIS
★Les Deux Palais(レ・ドゥ・パレ)★
営業時間 7:00-22:30
↓こちらから予約&メニューも見られます。(日本語!)
5.ノートルダム大聖堂
↑2017年の写真
ゴシック建築を代表する、ローマ・カトリック教会の大聖堂。1225年に建てられました。「ノートルダム」とはフランス語で「私たちの貴婦人」という意味で、聖母マリアのことを指し、教会自体は世界各国に点在しています。
(カトリックの学校名や小説、オペラの題名にもなっています)
こちらもサントシャペル同様、パリのセーヌ河岸周辺の文化遺産としてユネスコの世界遺産に登録されています。
先述した、サントシャペル建設の所以となった、ルイ9世が大金をつぎ込んで集めた聖遺物は、フランス革命以降はこのノートルダムに移され、現在もこちらで保管されています。
また有名なナポレオンの戴冠式は1804年12月2日、ここノートルダム大聖堂で行われました。
ルーブル美術館にあるジャック=ルイ・ダヴィッドによる「ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠」[Public domain]
ノートルダム大聖堂の火災、その後の再建については、別章にて書きましたので、こちらをご覧ください。(当記事内のリンク先に飛びます)
ノートルダム大聖堂の焼失前と現在/再建後のノートルダム大聖堂の見どころ
★ノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame)★
2025年6月現在の情報
大聖堂
開館時間:7:50 AM – 19:00 PM
木曜日のみ22:00PMまで
土日8:15 AM – 19:30 PM
(閉館30分前までに入館)
※ミサは平日の8:00、12:00、18:00
入場料: 無料
所要時間:20〜30分
■ 予約は公式サイトから(英語)
ノートルダム大聖堂公式サイト
※なお、予約なしでも入場可能ですが、予約なしの列に並ばなくてはなりません。
塔(屋上)
※現在修復中(2025年夏に公開予定)
クリプト(Crypte 地下遺跡)
開館時間:火〜日曜日 10:00〜18:00
(月曜・祝日休館)
(閉館30分前までに入館)
入館料:一般 11€ / 18-26歳 8€ / 18歳以下 無料
所要時間:45分〜1時間程度
■ 公式サイトからチケット購入できます(英語)
HomePage | Crypte
■ 日本語で予約できるサイト
[PR] ノートルダム大聖堂見学ツアー [KKday]
2025年7月現在は、屋上(塔)は修復中、2025年夏に公開予定です。
★再建後のノートルダム大聖堂の見どころについてはこちら(記事内にリンク)
ノートルダムは大聖堂、屋上、クリプト(地下遺跡)と見どころがたくさんあります。
大聖堂は教会なので誰でも無料で入れますが、ミサを行っている時間帯もありますし、礼拝に訪れている熱心な信者の方たちもいらっしゃいます。節度を守って見学しましょう。(飲食禁止、フラッシュ禁止、中では脱帽、サングラスなども外すこと)
ノートルダム前の広場には「POINT ZERO(ポワン・ゼロ)」といって、パリから距離を測る時の起点となるポイントがあります!この上でキスした恋人は永遠に結ばれるとか、片足を真ん中に乗せて一周まわると幸せになるなどの言い伝えがあるそうです。一見、石畳に同化しているので分かりにくいです。ぜひ、探してみてください(^-^)
photo by flickr
6.水上バス乗り場
ノートルダム広場の前の道(シテ通り)を左に行き「Petit-Pont」を渡ると、セーヌ川沿いに降りる階段があります。大聖堂を左手に見ながら、100メートルぐらい進むと水上バス乗り場があります。
ここから発着する水上バスは「バトビュス」と言って、セーヌ川沿いのパリの主要な観光地を周遊している乗り降り自由なバスです。ここは有名な観光スポットと言う訳ではないのですが、では何故ここをご紹介しているかと言うと、
①この散策プランの続きが、この後バトビュスに乗ってルーブルまで移動するから
②ここから見るノートルダムがとても綺麗!!(インスタ映えスポット!!)
なのです。
ノートルダム大聖堂とバトビュスのコラボ
↑2017年の写真
↓バトビュスの乗り方についてはこちらの記事をご覧ください。
セーヌ川で格安クルーズ★乗降り自由のバトビュスの乗り方
ノートルダム大聖堂焼失前と現在/再建後のノートルダム大聖堂の見どころ
2019年4月15日、ノートルダム大聖堂の火災に見舞われ、屋根と尖塔が崩れ落ちてしまいました。今まさに燃えゆく外観の中継映像は衝撃的で、思い出すと未だに動悸がしてきます。
火災から修復まで
下の写真は、私が2017年に撮影したもの。
こちら側から見えるグレーっぽい屋根部分や尖塔が焼失してしまった部分です。
↓火災の様子photo by Getty Images 引用元
2019年4月の火災当時は、尖塔や飛梁(フライングバットレス)、彫刻の清掃・修復工事が進行中で、周りには鋼製の足場が組まれていました。
火災の詳細な原因は明らかになっていないようですが、修復工事中の出来事で、修復工事に使う電気機器のショートや作業員の日の不始末(🚬?)などが原因と考えられています。
屋根部分は木造のトラス構造になっており、その上に鉛板が葺かれていたため、火の周りは早く、屋根と尖塔は焼け落ちてしまったのです。
しかしながら、バラ窓や鐘楼、パイプオルガン、ステンドグラス、また聖遺物などの重要な部分は消防士たちの懸命な消火活動により、ほとんど火災の影響を受けずに守られました!
火災後すぐに、世界中から巨額の寄付が集まり、フランス全体が一丸となって再建をスタート。尖塔は19世紀のオリジナル設計をもとにしつつ、細部まで見直され、より洗練された姿として再建されました。
photo by Getty Images 引用元
修復中には、内部の石壁や柱も徹底的に洗浄。長年の汚れやすすが取り除かれたことで、空間全体が以前より明るく、開放的な雰囲気にになりました。ステンドグラスの色彩も一層映えるようになり、「前より美しい」との声もあります。
photo by Getty Images 引用元
火災はフランス国内にとどまらず、世界的にも大変残念な出来事でしたが、実は火災により非常に貴重で歴史的にも意味のある、新しい発見もありました。
修復作業のための重い足場が組まれる前に、火災翌日から内部に入ったのは考古学者たちでした。地下の内部を調べるためです。
その結果、大聖堂の床下から13世紀ごろの石棺や彫刻や宗教的装飾品など、考古学的また芸術的に重要な遺物が、1,000点以上も発掘されたのです。
この遺跡たちは、床の下で数百年も眠っていたため、ほとんど傷まず、中世の空気をそのまま閉じ込めたような状態だったそうです★
↓発掘された、一部に鮮やかな赤い顔料が残る彫刻Photograph Courtesy Hamid Azmoun, Inrap 引用元
2024年12月8日。
ノートルダム大聖堂は火災からの復活を遂げ、荘厳な扉を再び開きました。
各国首脳や要人も参列し、特別なミサが厳かに執り行われました。
歴史と未来が交差するこの場所は、再びパリの象徴として人々を迎え入れています。
外観・内装の新たな見どころ
外観は、尖塔だけでなく飛び梁やガーゴイル(怪物の像)、外壁の装飾彫刻も丁寧に修復されました。
3Dスキャンで記録された情報を元に、細部までこだわって再現されており、「昔ながらの姿」と「新しさ」を感じることができます。
また、火災を教訓にし、最新の防火システム(ミスト散水、熱センサー、火災分断壁など)も導入され、安全面にも配慮がなされています。
新しく導入された予約システム
ノートルダム大聖堂の内部は、無料で入場ができるため、以前は入場予約などのシステムがありませんでしたが、今回の再オープンに伴って、新しく入場日と入場時間の予約システムが導入されました。
2~3日前から予約ができるようになり、15分おきに時間を指定することができます。
■ 予約は公式サイトから(英語)
ノートルダム大聖堂公式サイト
なお、予約を持っていなくても、予約なしの列に並ぶことにより入場も可能です。
予約は、1日に1万人〜1.5万人ほど受け付けているそうですが、結構すぐにいっぱいになってしまいます。
ノートルダム大聖堂の予約方法と見どころ解説はこちらの記事で詳しく紹介しています。
予約枠の開放時間や予約の取りやすい時間なども合わせて掲載していますので、ぜひ参考にしてください。
★ノートルダム大聖堂 基本情報
★ノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame)★
2025年6月現在の情報
大聖堂
開館時間:7:50 AM – 19:00 PM
木曜日のみ22:00PMまで
土日8:15 AM – 19:30 PM
(閉館30分前までに入館)
※ミサは平日の8:00、12:00、18:00
入場料: 無料
所要時間:20〜30分
■ 予約は公式サイトから(英語)
ノートルダム大聖堂公式サイト
※なお、予約なしでも入場可能ですが、予約なしの列に並ばなくてはなりません。
塔(屋上)
※現在修復中(2025年夏に公開予定)クリプト(地下遺跡)
開館時間:火〜日曜日 10:00〜18:00
(月曜・祝日休館)
(閉館30分前までに入館)
入館料:一般 11€ / 18-26歳 8€ / 18歳以下 無料
所要時間:45分〜1時間程度
■ 公式サイトからチケット購入できます(英語)
HomePage | Crypte
■ 日本語で予約できるサイト
[PR] ノートルダム大聖堂見学ツアー [KKday]
以上、今回はパリの中心であり発祥の地であるシテ島の散策プラン「シテ♡散歩」、また新たに再建されて2024年12月より公開を再開した「ノートルダム大聖堂の今」についてお送りしました(^-^)
次回はここからバトビュスに乗ってルーブル美術館に移動します♪
その他パリのあれこれ書いてます❤︎
このブログでは、元CAの目線から観光地、お買い物、美味しいお店なども紹介しています。
お得な情報なども載せてますので、ガイドブック兼、読み物として&ぜひパリの旅にお役立て頂ければ幸いです❤︎(^-^)
*1:
[2019年火災の際の追記内容]
フランスのマクロン大統領は今後5年以内により美しい大聖堂を再建するとの強い意志を表明し、再建に向けて様々な動きが始まっています!
現状や日本からの寄付の方法などをまとめました↓↓